1月8日、川崎フロンターレの中盤の要、守田英正がポルトガルのサンタ・クララに移籍することが正式に発表された。2020年シーズンは4-3-3システムのアンカーとして、川崎Fの2冠の原動力になっていた。

上写真=守田英正の川崎Fでの最後の試合は天皇杯決勝。タイトルを残して次のステージへ(写真◎小山真司)

「大きな誇りと自信に」

「今年からポルトガルのCDサンタ・クララでプレーすることになりました。川崎フロンターレでプロのキャリアをスタートさせ、素晴らしいスタッフ、素晴らしいサポーター、なにより尊敬するチームメイトと共にプレーすることが出来た3年間、心から感謝しています。フロンターレでプレーしてきたことは自分の中では大きな誇りと自信になっています。そして、フロンターレ関わる皆さんと共に数多くのタイトルを獲得することができて本当に嬉しかったです。今回、サポーターの皆さんには直接気持ちを伝えることができないままチームを離れることを申し訳なく思っています。
これからも温かく見守って頂けたら幸いです。フロンターレで得た経験、自信を活かし、次のステージで頑張っていきたいと思います。ありがとうございました」

 守田英正がこんなメッセージを残して、ポルトガルでプレーすることを報告した。2017年に川崎Fで特別指定選手として登録され、18年に加入。ルーキーイヤーから活躍してJ1リーグ制覇に貢献し、29年にはJリーグYBCルヴァンカップ優勝、20年はJ1と天皇杯で優勝し、3シーズンすべてでタイトルを獲得し、黄金時代の中心人物として躍動してきた。

 特に2020年シーズンは4-3-3の新しいフォーメーションに移行する中で、守田のパフォーマンスによってチーム全体の攻守の強度が高まった。それが、10連勝、12連勝という連勝や最多勝ち点の記録を更新する原動力になっていた。自ら決めたくて仕方がないと話していたプロ初ゴールも第33節の浦和レッズ戦で決めた。

 守田の出場記録などは次の通り(記録表は横スクロールでご覧いただけます)。

■ポジション:MF
■生年月日:1995年5月10日
■身長/体重:177cm/75kg
■出身地:大阪府高槻市
■所属チーム経歴:高槻清水FC(大阪府)―高槻市立第九中(大阪府)―金光大阪高(大阪府)─流通経済大学(茨城県)─川崎フロンターレ
※2017年 川崎フロンターレ JFA・Jリーグ特別指定選手

シーズン所属チームカテゴリリーグ戦カップ戦天皇杯
出場/得点出場/得点出場/得点
2015流通経済大学─/──/─1/0
2017川崎フロンターレJ10/00/00/0
2018川崎フロンターレJ126 /00/04/0
2019川崎フロンターレJ123/04/12/0
2020川崎フロンターレJ132/14/01/0
J1リーグ通算81試合/1得点
J2リーグ通算─/─
J3リーグ通算─/─
JFL通算─/─
カップ戦通算4試合/1得点
天皇杯通算8試合/0得点
FUJI XEROX SUPER CUP 20181試合/0得点
2018AFCチャンピオンズリーグ5試合/0得点
FUJI XEROX SUPER CUP 20191試合/0得点
2019AFCチャンピオンズリーグ4試合/0得点
明治安田生命Jリーグ ワールドチャレンジ20191試合/0得点
川崎フロンターレ通算109試合/2得点

守田英正の活躍を過去記事で振り返る


This article is a sponsored article by
''.