ジュビロ磐田は12月6日、加藤智陽と契約満了に伴い、来季の契約を結ばないことを発表した。今季加入したDFは、天皇杯ラウンド16の大分トリニータ戦のアディショナルタイムに出場したのみだった。

上写真=磐田のDF加藤智陽が熱いメッセージをサポーターに残した(写真◎J.LEAGUE)

「磐田の街が大好きです!」

 専修大学卒業後にオーストラリアのロッチデール・ローバーズ、フィンランドのACカヤーニを経由して帰国、今季からジュビロ磐田に加わっていた加藤智陽。J2優勝、J1昇格を果たしたクラブにあって、出場は天皇杯ラウンド16の大分トリニータ戦のアディショナルタムのみという結果に終わっていた。契約満了に伴い契約を延長しないことになり、クラブを通じて熱いメッセージをファンに届けている。

「先ずは、2021シーズンもジュビロ磐田と共に闘っていただき、本当にありがとうございました!! 今シーズンも練習見学やスタジアムでの応援の制限など、不自由な事も多くあったと思います。そんな中でも変わらないファン・サポーターの方々の後押しは本当にチームの力になりました。

 ジュビロに関わる全ての人で勝ち取った“J2 優勝”、“J1 昇格”という素晴らしい結果、本当に嬉しかったです!!

 今シーズン限りで、チームを離れることになりました。1シーズンという短い期間でしたが、本当に多くの経験をさせていた だきました。全くの無名であった存在の自分を獲得してくれたクラブ、なかなか試合に絡めない中でも、諦めず応援してく れた方々、期待して待っていてくれた方々にジュビロのエンブレムを付け、プレーしている姿で恩返しができなかったのが心残りです。限られた期間の中で、結果が出せなかった自分の力不足です! その悔しさの一方、感謝の気持ちが本当に大きいです。ジュビロ磐田というクラブの素晴らしさ、それを支えるファン・サポ ーターの方々の熱量、地域の一体感を肌で感じ、ジュビロへの想いは日に日に増すばかりでした。この素晴らしいクラブの下、プレーできたことを誇りに思います。これからどこでプレーすることになっても、ジュビロ磐田を応援していますし、 磐田の街が大好きです!

“優勝・昇格”の経験はもちろん、1シーズンの中で得ることのできた数々の経験は、今後も色褪せることなく、自分の糧になっていきます! 選手として、ここからまた這い上がっていけるように、ジュビロ磐田に在籍した一選手としてより一層の覚悟を持って、ファン・サポーターの方々に活躍が届くように頑張っていきます!!

 改めて最後に、この場を借りて、ジュビロ磐田に関わる全ての皆さんにお礼を言わせて下さい。 本当にありがとうございました!」

加藤智陽  かとう・ちはる
■ポジション:DF
■生年月日:1996年4月11日
■出身地:埼玉県
■身長/体重:174cm/70kg
■サッカー歴:西武台高校→専修大学→ロッチデール・ローバーズ(オーストラリア)→ACカヤーニ(フィンランド)→ジュビロ磐田
■出場記録
天皇杯:1試合出場


This article is a sponsored article by
''.