セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、3月25日のオンライン会見で報道陣の質問に答えた。JリーグYBCルヴァンカップでグループステージ3連勝、今季公式戦ホーム初勝利を目指す意気込みなどを語っている。

上写真=小菊監督はホーム初勝利に向けて前日練習の指揮を執った(写真◎CEREZO OSAKA)

ホームで大分と対戦

 グループステージ第1節でガンバ大阪、第2節で鹿島アントラーズを、どちらもアウェーで下したC大阪は、大分トリニータと対戦する3月26日の第3節が今大会初のホームゲーム。明治安田生命J1リーグでは今季ホームで3試合を戦って2分け1敗と勝っておらず、小菊監督は「敵地で2連勝できたのは本当に素晴らしいこと。まだホームで勝利がないので、必ずサポーターの皆さんと喜びを分かち合いたい」と意気込みを語った。

 グループAは勝ち点6のC大阪が首位で、2位の大分は勝ち点2、3位で並ぶ鹿島とG大阪が勝ち点1という状況で、頭一つ抜け出している。「いまのリーグ状況を見ると、勝って勝ち点を9に伸ばすことで、次のラウンド(上位2チームがプレーオフステージに進出)へ進出できる確率が、かなり上がると思っている」と分析した指揮官は、「引き続き、全員で戦って勝ち点3を奪いたい」と言葉に力を込めた。

 過去2試合はリーグ戦の合間の水曜日開催だったが、今回は土曜日で、前後の日程も1週間空いている。選手起用について「さまざまなシチュエーションが駆けめぐって、悩みました」と明かした小菊監督は、今後の連戦も視野に入れながら「フレッシュな選手を使っていきたいという気持ちもある。ケガの予防、チームマネジメントも含めて考えていきたい」と語った。

 ここまでのグループステージでG大阪と2-2、鹿島と3-3で引き分けている大分は、J2リーグでは開幕から未勝利が続いていたが、3月23日の第6節で初勝利を挙げたばかり。小菊監督は、相手の現監督と前監督を比較して「リーグ戦も見ても、下平(隆宏)さんのサッカーが浸透してきたと思っている。片野坂(知宏)さんのサッカーとよく似たところもあり、積み上げも感じる」と分析し、「難しい試合になると思うが、私たちもしっかり準備してきた。大分のストロングポイント、ウイークポイントを全員で共有しながら戦っていきたい」と今季ホーム初勝利へのシナリオを描いていた。


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