セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、JリーグYBCルヴァンカップへの意気込みを語った。3月2日のグループステージ第2節では、アウェーで鹿島アントラーズと対戦。第1節に続く連勝を目指して敵地へと乗り込む。

上写真=小菊監督は鹿島戦に向けた最終調整後、オンライン取材で報道陣の質問に答えた(写真◎スクリーンショット)

「突破が見えてくる大切な試合」

 C大阪は2月23日のグループステージ第1節で、アウェーでガンバ大阪を3-2で下している。3月1日の前日練習を終えてオンライン会見に臨んだ小菊監督は「アウェーの鹿島で勝利を収めることができれば、2試合で勝ち点6。私たちは(グループステージ突破のために)勝ち点12を取りにいこうと共有している。アウェー2連戦で勝ち点6を取れれば、一気に突破が見えてくる大切な試合」と意気込みを語った。

 G大阪戦は2-0で前半を終え、後半の2失点で一度は追い付かれたものの、終盤に勝ち越し点を奪って勝利。指揮官はアウェー連勝に向けて「ガンバ戦同様、アグレッシブに、攻守に全員が同じ絵を描きながら戦うことができれば、良い試合をお見せすることができると思っている」とポイントを挙げた。

 鹿島は大分トリニータと対戦するはずだったグループステージ第1節が、大分の選手やスタッフが新型コロナウイルス感染症の陽性判定を受けた影響で延期となったため、これが今大会の初戦。リーグ戦とカップ戦のメンバーの変化が読みづらい状況だが、小菊監督は「リーグ戦をスカウティングして、いままでの鹿島の伝統を守りながらも、特にビルドアップのところで、少し変化も加えている印象」と相手を分析。「システムも、流れや相手の状況によって変化してきたりする。いままでにない鹿島の色が出てきている」と警戒している。

 ルヴァンカップで昨季は決勝に進出したが、AFCチャンピオンズリーグに参加したため、準々決勝からの参戦だった。グループステージを戦うのは2年ぶりで、これを勝ち抜いてもプレーオフステージ、さらに準々決勝以降と、昨季より道のりは長い。

 それでも小菊監督は、同様の道のりを勝ち抜いて初優勝を果たした2017年を例に挙げて「リーグ戦を主に戦っているグループと、ルヴァンカップを戦っているグループで、リスペクトし合っていた。チームが一体感を持って、個々が刺激し合い、良い競争の中で成長する過程を、私はコーチとして見てきた」とコメント。「ルヴァンカップは非常に貴重な場。チーム力を上げる、個を上げるために、非常に大切な大会だと思っている」と意義を強調し、勝ち上がりへの強い意欲を見せていた。


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