3月21日、明治安田生命J1リーグは第6節が開催され、名古屋グランパスは鹿島アントラーズと敵地カシマスタジアムで対戦。スコアレスで試合を折り返すと、後半にセットプレーから稲垣祥が決勝ゴールを決めて、名古屋グランパスが今季6勝目を挙げた。

上写真=日本代表に選出された中谷進之介を中心に名古屋が完封勝利を達成(写真◎J.LEAGUE)

■2021年3月21日 J1リーグ第6節(@カシマ/観衆7,809人)
鹿島 0-1 名古屋
得点:(名)稲垣祥

・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF小泉慶、犬飼智也、町田浩樹、杉岡大暉(81分:永戸勝也)、MF松村優太(68分:白崎凌兵)、レオ・シルバ、三竿健斗(68分:永木亮太)、荒木遼太郎(68分:上田綺世)、FWファン・アラーノ(68分:遠藤康)、エヴェラウド

・名古屋メンバー◎GKランゲラック、DF宮原和也、中谷進之介、丸山祐市、吉田豊、MF稲垣祥、米本拓司、マテウス、柿谷曜一朗、相馬勇紀(57分:齋藤学)、FW山崎凌吾(68分:木本恭生)

「インテンシティーの高いゲーム」

 前半はスコアレスながら、多くのチャンスを作ったのは名古屋だった。25分には左サイドの相馬勇紀が地をはうような鋭いシュートを放つも、惜しくも枠を外れる。30分には相手のクリアボールを拾った山崎凌吾がコースを狙って打つも、この場面では鹿島のGK沖悠哉に防がれる。そして前半で最大のチャンスが訪れたのは32分。左サイドの相馬のクロスにマテウスがゴール前で合わせるも、シュートは枠の上へと飛んでいった。

 後半は開始直後に鹿島の攻撃を受けた名古屋だが、51分の松村優太のミドルシュートはGKランゲラックが右足で弾き出し、ゴールを許さない。すると59分に均衡を破る。マテウスのCKから稲垣祥が右足でゴールネットを揺らし、アウェーチームが先制点を挙げた。

 1点を先取した名古屋は、その後に木本恭生を投入するなど、さらに守備を固めて鹿島の反撃をシャットアウト。敵地で無失点でしのぎ切り、完封勝利を収めた。マッシモ・フィッカデンティ監督は「どちらのチームもすごく強い気持ちが見て取れるいいゲームでした。インテンシティーの高いゲームがずっと続く展開でした。(名古屋が)全体的に冷静さを持ち合わせて、試合をコントロールできたのではないでしょうか」と今季6勝目を振り返った。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


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