上写真=中山克広が清水へ移籍。続々と選手が集まる清水に合流する(写真◎Getty Images)
「2年間プレーできて本当に幸せでした」
プロ3年目を迎える中山克広が、新しい舞台を選んだ。次なる戦いの場は清水エスパルス。スピード豊かな突破力を誇るアタッカーが、ロティーナ新監督の下に集うメンバーの一人になった。
専修大から2019年に横浜FCに加わったが、もともとはアカデミー(ジュニアユース)の出身。育ったクラブを巣立つことになった。
「横浜FC関係者の皆様。この度、清水エスパルスに移籍することを決断しました。僕にとって横浜FCはすごく思い入れのあるクラブです。小学4年生の時にエスコートキッズで初めて踏み入れた三ツ沢の景色は当時の僕を奮い立たせてくれました。このピッチで試合するんだという気持ちでサッカーを取り組んでいたことをいまでも覚えています。そう思っていたクラブで2年間プレーできて本当に幸せでした。チームは離れますが、中山克広をこれからも応援していただけると嬉しいです。そしていつか、成長した姿を見せ、皆様に恩返しをしたいです。またお会いしましょう。2年間本当にありがとうございました」
それだけに決意の移籍になる。2020年シーズンはJ1で16試合の出場に留まったが、原因不明の体調不良に見舞われていた。それでも届いたオファーを受け、挑戦を決めた。
「清水エスパルスの関係者の皆様、初めまして。横浜FCから加入することになりました中山克広です。エスパルスという歴史のある偉大なクラブに加入できることを嬉しく思います。特徴を存分に活かし、ワクワクするプレーとたくさんの勝利を届けます。皆様に会える日を楽しみにしています! よろしくお願いします!」
ルーキーイヤーには右サイドを自慢のスピードで駆け抜けた。今度はオレンジ色のユニフォームでステップアップしてみせる。
中山克広(なかやま・かつひろ)
■ポジション:MF
■生年月日:1996年7月17日
■身長/体重:177cm/65kg
■出身地:神奈川県