J1の川崎フロンターレの谷口彰悟は10日、オンラインで取材に応じ、明後日12日のルヴァンカップ、名古屋グランパス戦に向けて意気込みを語った。アグレッシブなサッカーで勝利を重ねるチームをまとめる主将は、勢いを緩めることなく突き進んでいく覚悟を示した。
上写真＝連勝中
3点目を狙い続ける姿勢が象徴している
川崎フロンターレが止まらない。開幕戦こそ引き分けたものの、J1で唯一の無敗チームとして首位に立つ。ルヴァンカップも含めた公式戦で9連勝を飾っている。
8日のJ1第9節・大分トリニータ戦でも、相手を圧倒して2－0の勝利。最後まで攻めの姿勢を貫いて、大分に完勝した。
今季の川崎Fは、毎試合3得点以上を奪うことを目標に掲げているが、大分戦ではその「ノルマ」達成はならず。谷口は「3点目を狙っていたものの、取り切れなかったは反省点。簡単ではないことはわかっていますが、3点目を狙い続ける姿勢がいまのフロンターレを象徴していると思う」と満足しなかった。
DFの谷口にとっては、無理に攻めない方が失点のリスクは減るが、「『攻めるな、行くな!』というよりも、『もう1点取って楽にしてくれ』という感じ」とチームの姿勢が強くしみついている。守備においても、相手にシュートを許さなかった大分戦の後半の出来について「チーム全体として前から取って素早く攻めるという姿勢でやり続けた結果だと思うので、評価していいと思う」と、やはりアグレッシブな姿勢を評価した。
連勝街道を突っ走るが、「チームの中は『もっとできるよね』という空気がある。勝ってはいるけど、満足はしていないというのが正直なところ。もっと修正して、相手を圧倒して勝てるようにという姿勢が、チーム全員にある。そういう姿勢を含めて、こういう結果を出せているのかなと思う」。
アグレッシブなキャプテンが率いるチームは、まだまだ止まりそうもない。
取材◎杉山 孝
