東京五輪の女子サッカー競技は7月27日、1次ラウンドの最終戦を戦った。G組ではアメリカ女子代表とオーストラリア女子代表が対戦。互いに序盤からゴールを目指したが、試合ははスコアレスドローで決着。アメリカはG組2位を確定して決勝トーナメント進出を決め、オーストラリア(豪州)は同日夜に行なわれる他グループの結果次第で8強入りが決まることになった。

上写真=開始早々に絶好機を迎えたアメリカのモーガンだが決め切れず。試合はスコアレスドローに終わった(写真◎Getty Images)

■2021年7月27日 サッカー女子1次ラウンドG組(@カシマスタジアム)
アメリカ女子 0ー0 オーストラリア女子
得点:なし

・アメリカ女子メンバー:GKアリッサ・ネイハー、DFケリー・オヘーラ、ベッキー・サワーブラン、ティエナ・デービッドソン、クリスタル・ダン、MFジュリー・アーツ、サマンサ・ミューイス(65分:リンジー・ホラン)、クリステン・プレス(74分:リン・ウィリアムズ)、ローズ・ラベル(87分:クリスティ・ミューイス)、メーガン・ラピノー(65分:トビン・ヒース)、FWアレックス・モーガン(74分:カーリ・ロイド)

・オーストラリア女子メンバー:GKティーガン・マイカ、DFエリー・カーペンター、アラナ・ケネディ、クレア・ポーキンホーン、MFタメカ・ヤロップ、エミリー・バンエグモンド、クロイ・ロガーゾ(61分:カーラ・クーニークロス)、ステファニー・ケートリー、FWカイア・サイモン(84分:エミリー・ギルニク)、メアリー・ファウラー、サム・カー

モーガンもファウラーも決め切れず

 勝てば他会場の結果に関係なく、グループ2位内が確定し、決勝トーナメント進出が決まる一戦。3位でも突破の可能性はあるものの、当然ながら序盤から互いにタイトでハードなプレーを繰り広げて勝利をつかみにいった。アメリカのモーガンが抜け出して放った8分のシュートはGKの正面を突き、30分には右のショートコーナーからモーガンが頭でネットを揺らすが、オフサイドでノーゴールとなる。対するオーストラリアも18分には敵陣右で得たスローインの機会にロングスローから最後はファウラーがヘッド。GKの好守に遭ったが積極的にゴールを目指した。

 後半に入っても互いに激しく攻めたが、スコアは動かず。70分を過ぎたあたりから選手に疲労の色が見え始めると、選手交代をしながら1点を取りにいった。だがゴールは遠く、結局スコアレスドローで決着。勝ち点1ずつを分け合うことになった。結果、アメリカは得失点の差で2位を確定。決勝トーメント進出を決めた。一方、3位になったオーストラリアは決勝進出の可能性を残し、同日夜に行なわれる他グループの結果を待つことになった。

■グループG順位表
1 ※スウェーデン(勝ち点9/3勝/9得点・2失点/得失点7)
2 ※アメリカ(勝ち点4/1勝1分け1敗/6得点・4失点/得失点2)
3 ※オーストラリア(勝ち点4/1勝1分け1敗/4得点・5失点/得失点-1)
4 ニュージーランド(勝ち点0/3敗/2得点・10失点/得失点-8)
※決勝トーナメント進出決定(27日午後19時時点)


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