上写真=勝ち癖をつけることが上位進出のカギと語った米本(写真◎J.LEAGUE)
勝てば差が縮まる大事な試合
名古屋の成績が安定しない。今シーズンはリーグ再開の2節から4節まで、3連勝が1回。11節、12節が1回。その後、14節から負けと勝ちを繰り返している。
前節の浦和戦はアウェーの厳しい戦いとなったが、金崎夢生ゴールで1-0の勝利。米本はセレッソ大阪戦を前に行なわれたオンライン取材で、改めてその勝利の価値について説明した。
「久々の失点ゼロでしたし、無失点で終われたのは自分たちの自信になる。ネット上では(成績について)『オセロだ』とか言われているようなので、次のセレッソ戦はそうならないように連勝を目指したい。次にセレッソに勝てば、差は縮まって来るし、上を見えてくると思う。連勝しないと、上には行けない。毎回言うんですけど、監督の狙いをしっかり聞き、良い準備をしたいです」
順位表を見ると、現在名古屋は5位につける。1位の川崎Fとは勝ち点差20ポイントの開きがあり、2位のFC東京とも8ポイント差。3位のセレッソ大阪とは6ポイントの差がある。ただし、消化した試合数はいずれのチームよりも名古屋の方が少ない。川崎Fが21試合、FC東京は23試合、セレッソは21試合を消化済みだが、名古屋はまだ20試合だ。
「勝って負けて勝って負けてでここまで来ているので、その流れを断ち切る意味でも次の試合は大事。(セレッソ戦は)上位対決なので、ここで勝てばまた上に近づける。セレッソ戦も浦和戦のような厳しい試合になると思うんですけど、そこで勝ち切って、勝ち癖をつけていけば連勝も伸びていくと思う。優勝は目指しますけど、(連勝しないと)天皇杯に出られる順位にもいけないと思う」
勝った負けたを繰り返しながらも上位に留まり、そして厳しい浦和戦を乗り越えたタイミングで、3位チームと直接対決の機会を得た。燃えないわけがない。
「上位に行けるかいけないか。またオセロみたいな流れになるのか。ホームですし、良い準備をしたい」
決戦の地はホーム、パロマ瑞穂スタジアム。今季リーグ戦では1度だけ戦った場所。第15節の横浜F・マリノス戦ではシャビエル、マテウスの2発で、名古屋が勝利を収めている。さて、今回はーー。