Jリーグが帰ってくる。J1は7月4日からリーグが再開する。4カ月間、待ち望んだ試合を前に、サッカーマガジンWEBも参加する「DAZN Jリーグ推進委員会」では、18媒体横断企画を実施。全56クラブの選手・監督・関係者にインタビュー。「THIS IS MY CLUB - FOR RESTART WITH LOVE -」をテーマに話を聞いた。仙台からはクラブ一筋で16年目を迎えた富田晋伍が登場。ブレないボランチの生き様は、これからも変わらない。

徹底して勝利にこだわって戦う

画像: インタビューは再開直前にリモートで実施した(写真◎VEGALTA SENDAI)

インタビューは再開直前にリモートで実施した(写真◎VEGALTA SENDAI)

――今季のリーグ戦は、7月4日にようやく再開します。約4カ月ぶりですね。

富田 いま気持ちは高ぶっています。J1再開の日程が正式に決まるまでは、モチベーションを保つのは難しかったのですが、いまは違います。普段の練習からチーム全体の熱量が上がっているのを感じます。僕自身もできるだけいいコンディションで、試合に絡めるようにしたいです。

――いきなり夏場からのリスタートで、これまでにない連戦が続きます。体の準備はできていますか。

富田 チーム全員で戦い抜かないといけないでしょうね。そのために一人ひとりの準備が大事になってきます。今季のレギュレーションでJ2降格がないとはいえ、試合は勝ってナンボ。徹底して勝利にこだわって、チームとして戦います。もしかすると、これまで以上に、若手の出場機会も増えるかもしれません。そのときにチャンスをつかんで飛躍する選手が増えてくれば、チーム全体の底上げにもつながるはずです。

――今シーズンの目標を教えてください。

富田 まずはケガをしないことです。それに尽きると思います。

――ベガルタ一筋で17年目、18年目とキャリアが続いていくのを楽しみにしています。

富田 そのためにも、今シーズンも頑張ります。

――梁勇基選手の522試合超えも見えてきます。

富田 そこを目指したいですね。

取材・構成◎杉園昌之 写真◎VEGALTA SENDAI

◎Profile
とみた・しんご◎1986年6月20日生まれ、栃木県出身。2005年に東京Vユースからベガルタ仙台に加入。08年途中からボール奪取に優れたボランチとして頭角を現し、翌年から主力となり、J1昇格に大きく貢献した。12年にはクラブ史上最高のリーグ2位躍進の立役者。現在はクラブ最長の在籍年数を誇る。169cm、64kg


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