ガイナーレ鳥取MF新井光が、勝負のシーズンに挑む。プロ3年目の今季、湘南ベルマーレから期限付き移籍。「覚悟を持って来た」という新天地で、チームと自身の結果を両立させるべく、開幕への準備を進めている。
上写真=湘南からの期限付き移籍で鳥取に加入した新井(写真◎石倉利英)
「数字にこだわりたい」
J3リーグは6月27日、ついに開幕を迎える。今季、湘南ベルマーレからの期限付き移籍で加入したガイナーレ鳥取MF新井光は「早く開幕してほしいと思う日々でした。いよいよ今週末なので、うれしいですし、楽しみで、ワクワクしています」と、その日を待ちわびている。
市立長野高(長野)から2018年に湘南に加入。1年目にJリーグデビューを飾ったものの、昨季はリーグ戦出場がなかった。鳥取への期限付き移籍は自分で決断したといい、「覚悟を持って来ました。鳥取のためにも、自分のためにも、結果を残して活躍したい」と言葉に力を込める。
6月13日のサンフレッチェ広島との練習試合は、3-4-2-1の2シャドーの一角で出場した。鳥取では持ち味のドリブル突破などで得点に絡む活躍が期待されており、本人も「まずはチームとしてやるべき、前線からの守備などをやることが大事。湘南でもやっていたので、自分として苦にならず、当たり前」とした上で、「攻撃の選手なので得点、アシストなど、数字を残すことにこだわっていきたい」と自覚している。
鳥取の開幕戦は6月27日、セレッソ大阪U-23とのアウェーゲーム。J1リーグの再開よりも早いため、湘南のファン・サポーターも注視するかもしれない。「J1より先にスタートするので、注目は集まると思う。その中でも自分らしいプレーをして、結果を出したい」。プロ3年目、勝負のシーズンが、間もなく幕を開ける。
文◎石倉利英 写真◎石倉利英