明治安田生命J2リーグは10月15日、16日に行われ、アルビレックス新潟の優勝、横浜FCの2位での昇格が決まった。ファジアーノ岡山も3位を確定させ、4位と5位をロアッソ熊本と大分トリニータが争う。6位は徳島ヴォルティス、ベガルタ仙台、モンテディオ山形の争いに絞られた。

上写真=新潟に続き、横浜FCもJ1昇格を決めた(写真◎J.LEAGUE)

琉球と岩手の21位以下も決定

 全42節で戦うJ2は、10月15日と16日に第41節と大詰めを迎えた。前節でJ1昇格を決めていたアルビレックス新潟は、15日に東京ヴェルディとのアウェーゲームを戦った。勝てばその時点で優勝が決まる一戦で、詳しくはマッチリポートに譲るが、0-1で敗れてこの時点での優勝は実現できなかった。

 16日には3位のファジアーノ岡山がブラウブリッツ秋田をホームに迎えた。14時キックオフのこの試合で、自動昇格の可能性を残す岡山は勝利を求めたが、秋田に逆転負けを喫して勝ち点を伸ばせず、この時点で2位の横浜FCの2位以内が決定した。

 その横浜FCは18時キックオフのホーム最終戦にツエーゲン金沢を迎えた。キックオフ前に昇格が決まった状態で臨み、快勝で祝いたかったが、後半開始早々の46分までに3点を先行される苦しい展開。このあと、途中出場していたクレーベが2ゴールを決めて追い上げるが、そこまで。2-3で敗れることになった。

 これで勝ち点が77のままとなり、首位の新潟との勝ち点4差は変わらず、最終節を残してここで新潟のJ2優勝も決まった。

 4位のロアッソ熊本は、プレーオフ圏内からついに後退した7位のベガルタ仙台と対戦した。熊本は3位浮上もあきらめていなかったが、1-1のまま進んだアディショナルタイムにフォギーニョに決勝ゴールを決められて1-2で敗れた。だが、同じ14時キックオフで5位の大分トリニータがモンテディオ山形に0-3で敗れたことで、熊本は4位をキープ。大分も5位は変わらないが、熊本が67、大分が66と勝ち点差はわずかに1で、最終節の結果で逆転する可能性も残した。

 プレーオフの最後のひと枠をめぐる争いは、上記のように大分に快勝した山形(勝ち点61)、熊本に勝った仙台(同62)、大宮アルディージャを3-1で下した徳島ヴォルティス(同62)の3チームに絞られた。その山形と徳島が最終節で直接対決、仙台は秋田とのアウェーゲームにすべてをかける。

 残留争いでは、ザスパクサツ群馬に1-5で敗れたいわてグルージャ盛岡、ジェフユナイテッド千葉に1-2で惜敗したFC琉球が、J3への自動降格圏内の21位以下が決定した。残り5節となったJ3で2位以内に入ったクラブにJ2ライセンスが交付されれば、J3降格となる。

 2022年のJ2リーグはいよいよ、10月23日の最終節で幕を閉じる。

画像: 仙台はアディショナルタイムにフォギーニョの勝ち越しゴールで熊本との上位対決を制した(写真◎J.LEAGUE)

仙台はアディショナルタイムにフォギーニョの勝ち越しゴールで熊本との上位対決を制した(写真◎J.LEAGUE)

画像: 琉球は千葉に、岩手も群馬に敗れて21位以下が決まった(写真◎J.LEAGUE)

琉球は千葉に、岩手も群馬に敗れて21位以下が決まった(写真◎J.LEAGUE)

J2第41節の結果

■10月15日
東京V 1-0 新潟
得点:(東)染野唯月

長崎 0-1 山口
得点:(山)田中渉

■10月16日
栃木 2-3 水戸
得点:(栃)カルロス・グティエレス、黒崎隼人(水)木下康介、唐山翔自2

群馬 5-1 岩手
得点:(群)北川柊斗、加藤潤也、長倉幹樹、畑尾大翔、平松宗(岩)クリスティアーノ

千葉 2-1 琉球
得点:(千)熊谷アンドリュー、チアゴ・デ・レオンソ(琉)野田隆之介

岡山 1-2 秋田
得点:(岡)河井陽介(秋)齋藤恵太、青木翔大

大分 0-3 山形
得点:(山)ディサロ燦シルヴァーノ、オウンゴール、チアゴ・アウベス

仙台 2-1 熊本
得点:(仙)富樫敬真、フォギーニョ(熊)菅田真啓

横浜FC 2-3 金沢
得点:(横)クレーベ2(金)杉浦恭平、林誠道、松本大弥

徳島 3-1 大宮
得点:(徳)浜下瑛、藤尾翔太2(大)富山貴光

※町田対甲府は10月19日に開催


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