上写真=首位の横浜FCはラストプレーで追いつかれたものの、開幕から無敗は継続している(写真◎J.LEAGUE)
新潟がじわり5位に
上位陣がやや「お休み」となったJ2の第9節だった。4月9日、10日に分けて行われた全11試合で、9日には2位東京ヴェルディがロアッソ熊本と、3位のFC町田ゼルビアがV・ファーレン長崎と戦う「東京vs九州」マッチ。どちらも九州勢が勝利を収めた。
東京Vは森田晃樹が先制したあとに阿部海斗、杉山直宏に連続ゴールを浴びて逆転されたが、佐藤凌我のゴールで2-2に追いつくという流れ。一気に再逆転を狙ったが、85分に東山達稀に突き放されて2-3で今季初黒星を喫している。町田はアウェーゲームで、41分に米田隼也に先制を許し、後半に反撃したものの追いつけずに4試合ぶりの黒星を喫している。
首位の横浜FCは翌10日に、ジェフユナイテッド千葉とのアウェーゲームに臨んだ。終始、相手のペースになったものの、43分に小川航基が4試合連続ゴールを挙げて先制に成功した。後半も千葉の攻撃をうまくいなしながら時計の針を進めたが、90+5分のラストプレーで新井一耀にまさかの同点ゴールを浴びて、土壇場で勝ち点1にとどまった。
じわり順位を上げてきたのがアルビレックス新潟。栃木SCを迎えたホームゲームで、開始早々の6分にイッペイ・シノヅカが、75分に谷口海斗が決めて2-0で快勝。連勝として5位に浮上してきた。
唯一未勝利の大宮アルディージャは、ホームにヴァンフォーレ甲府を迎えて初勝利を狙った。19分と早い時間に新里亮のゴールで先制に成功したものの、前半のうちに長谷川元希に同点とされると、後半にはブルーノ・パライバに連続ゴールを浴び、終わってみれば1-3でまたも逆転負け。初勝利はお預けとなった。
【J2第9節結果】
■4月9日
岩手 0-1 群馬
得点者:(群)平松宗
大宮 1-3 甲府
得点者:(大)新里亮
(甲)長谷川元希、ブルーノ・パライバ2
長崎 1-0 町田
得点者:(長)米田隼也
東京V 2-3 熊本
得点者:(東)森田晃樹、佐藤凌我
(熊)阿部海斗、杉山直宏、東山達稀
琉球 3-3 岡山
得点者:(琉)上里一将、中野克哉、池田廉
(岡)白井陽斗、ステファン・ムーク、ミッチェル・デューク
■4月10日
仙台 2-1 山口
得点者:(仙)氣田亮真、富樫敬真
(山)岸田和人
山形 5-1 秋田
得点者:(山)藤本佳希、チアゴ・アウベス、デラトーレ2、木戸皓貴
(秋)オウンゴール
千葉 1-1 横浜FC
得点者:(千)新井一耀
(横)小川航基
新潟 2-0 栃木
得点者:(新)イッペイ・シノヅカ、谷口海斗
金沢 1-1 水戸
得点者:(金)庄司朋乃也
(水)森勇人
大分 1-0 徳島
得点者:(大)長沢駿