上写真=デンは2021シーズンは負傷もあってリーグ2試合の出場にとどまったが、高さもパスセンスも魅力(写真◎J.LEAGUE)
東京オリンピックにも出場
アルビレックス新潟が補強に成功したのが、トーマス・デン。2021シーズンは千葉和彦と舞行龍ジェームズが多くの試合を担当したセンターバックのポジションに、期待の新戦力が加わった。
デンは2020シーズンに浦和レッズに加わって19試合に出場。負傷もあって21シーズンはリーグ戦で2試合の出場にとどまったが、チームメイトから「トミー」の愛称で親しまれてきた。U-24オーストラリア代表のキャプテンとして東京オリンピックにも出場し、まだまだ伸び盛りの24歳だ。
「アルビファミリーの一員に加わることができて、とても嬉しく期待に胸が膨らんでいます。
アルビレックス新潟の選手・スタッフに会えること、そして、新潟サポーターの皆さんと共に戦えることを楽しみにしています。
今年は必ず結果を出して私たちの目標を達成し、J1に昇格しましょう!
Arigato gozaimasu!」
浦和とは契約満了となったことが11月24日に発表されている。そのときに、苦しんだシーズンを次のように振り返りつつ、浦和のファン・サポーターとの再会を誓っていた。
「まず、2年間にわたるファン・サポーターのみなさんの素晴らしいサポートに感謝いたします。私が日本に到着した初日から、愛に満ち溢れたサポートをしてくれました。 チーム状況が厳しくなった時期でさえ、何一つ変わらず私たちを応援し続けてくれました。 どこへ行こうとも生涯、みなさんは常に私の心の中にいます。 けがで離脱する期間が長かったため、チームへ望んでいたような貢献をできなかったことが残念で仕方ありません。クラブ、選手、クラブスタッフ、浦和レッズに関わる全ての方々に成功が訪れることを願っています。またすぐに会えると信じています。 本当にどうもありがとうございました」
デンが埼玉スタジアムに凱旋するためにも、まずは新潟でJ1昇格を勝ち取らなければならない。
トーマス・デン(THOMAS JOK DENG)
■ポジション:DF
■背番号:3
■ユニフォームネーム:DENG
■生年月日:1997年3月20日(24歳)
■身長/体重:182cm/73kg
■出身地/国籍:ケニア/オーストラリア
■経歴:メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)→ PSVⅡ(オランダ) → メルボルンビクトリー(オーストラリア)→ 浦和レッズ
■代表歴:U-19オーストラリア代表、U-23オーストラリア代表、U-24オーストラリア代表、オーストラリア代表
■出場記録
J1:21試合1得点
リーグカップ:3試合0得点
天皇杯:4試合2得点