12月24日、モンテディオ山形は今季期限付き移籍して主力として活躍した山田康太を、横浜F・マリノスから完全移籍で獲得したことを発表した。山田はついに、小学生の頃から身にまとってきたトリコロールのユニフォームを脱ぐという覚悟の移籍を決断した。

上写真=山田康太が「大好き」な横浜FMから旅立つときが来た(写真◎J.LEAGUE)

「F・マリノスは僕のすべてです」

 山田康太が重大な決意だ。子供の頃から横浜F・マリノスのアカデミーで育った場所を飛び出して、完全移籍でモンテディオ山形に加わる。今季、山形に期限付き移籍して全42試合に出場して8ゴール。しっかりと中心選手としてプレーしたからこその決断だった。

「この度モンテディオ山形に完全移籍することになりました。
 大好きな場所を離れる。
 強い覚悟を持ってモンテディオ山形で戦うという選択をしました。
 昨シーズンと同じ取り組み方で目指している場所に行けるとは思っていません。
 このチームはもっと勝利に飢えなきゃいけないです。
 チームの調子が良い時も悪い時も支えてくれている人たちの力が僕たちには必ず必要です。
 観客動員数の制限がなくなると聞いています。
 まだ大きな声援は聞けないかもしれないですけど満員のNDソフトスタジアム山形でプレーしたいです!
 全員で特別なシーズンにできるように頑張りましょう!!」

 きっぱりとした決意を熱くファン・サポーターに届けた。

 横浜FMのファン・サポーターに向けても、大切な思いを伝えた。

「このたび、モンテディオ山形に完全移籍することになりました。
 F・マリノスは僕のすべてです。小中高とお世話になり自分の人生の中でも1番多くの時間を過ごしたのがF・マリノスでの生活です。プロとしてのキャリアをF・マリノスでスタートできたことを今でも嬉しく誇りに思っています。
 そんな大好きなクラブに対して、自ら離れる決断をすることは簡単ではなかったです。ですが、『今の自分には何が必要でこの先どうなりたいか』を真剣に考えた時にこのような選択になりました。どこに行っても僕にとってF・マリノスが特別なクラブであることは一生変わりません。なので、僕がどこに行っても応援してもらえると嬉しいです。
 考えたくもないですが、次は敵として会うかもしれなくなりました。その時はしっかり山田康太のプレーを魅せたいと思います! F・マリノスが大好きです。長い間本当にありがとうございました!!」

山田康太(やまだ・こうた)
■生年月日:1999年7月10日
■出身地:神奈川県
■身長/体重:175cm/68kg
■ポジション:MF
■利き足:右
■経歴:大越SSS - 横浜F・マリノスプライマリー - 横浜F・マリノスJrユース - 横浜F・マリノスユース - 横浜F・マリノス - 名古屋グランパス - 横浜F・マリノス - 水戸ホーリーホック - 横浜F・マリノス - モンテディオ山形
■出場記録
J1:9試合1得点
J2:77試合11得点
リーグカップ:14試合0得点
天皇杯:3試合0得点


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