上写真=今季限りの退団が決まったロメロ・フランクと大本祐槻(写真◎J.LEAGUE)
2年間、ありがとうございました
新潟が2選手が契約満了になったことを発表した。ロメロ・フランクは2020年にチームに3年ぶりにチームに復帰し、20年は29試合5得点、今季は41節までに27試合6得点という成績を残し、チームの勝利に貢献してきた。そして大本も2020年にチームに加入したMF(DF)。スピード自慢のサイドの仕掛け人は、昨季23試合に出場も、今季はここまで3試合に登場したのみだった。
2人は公式HPを通じ、ファン・サポーターへメッセージを送っている。
「まずは、アルビレックス新潟の一員として2度もプレーする機会を与えていただいたことに感謝しています! 2017シーズンに所属していたとき、プロになって初めて無得点でシーズン終えてしまい、自分の力を発揮できなかったこと、そして、アルビレックス新潟をJ2に降格させてしまったことに責任を感じていました。
その2年後に、再びオファーをいただいたときには迷いや不安もありましたが、新潟をJ1昇格させるという強い想いでもう一度チャレンジしようと決心しました。そして、この2年間はアルビをJ1へ昇格させるために、すべての力を注いできましたが、皆様の期待に応えられずに、本当に申し訳なく思っています。
もっと長くここでプレーしたかったのですが、最高のチームメイト、スタッフ、サポーターと共に新潟で戦えたことを心から誇りに思いますし、最高の2年間となりました。僕は新潟を離れますが、来シーズンは新潟に残る選手たちが、今度こそJ1昇格を勝ち取ってくれることを願っていますし、これからも応援したいと思います。
僕の次の挑戦がどのようになるかは分かりませんが、いつかまた、皆さんに会えることを願ってます。2年間、本当にありがとうございました」(ロメロ・フランク)
「2年間のサポート、本当にありがとうございました。J1昇格に向けて闘うチームに貢献できなかったことを、本当に申し訳なく思っています。特に今シーズンは、個人として本当に苦しい一年となってしまいましたが、サッカーはもちろん、人としても大きく成長することができました。常に自分へ矢印を向け続け、毎日努力を重ねられたのは、ファン・サポーターの皆様が背中を押し続けてくれたからです。
これまで積み上げた経験を無駄にすることなく、また、支えてくださる方々への感謝の気持ちも忘れずに、これからも前を向いて頑張っていきます。アルビレックス新潟に加入した昨年、リーグ開幕戦での新潟サポーターの応援の凄さに、衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えていますし、クラブにとってリーグ通算500ゴール目という歴史的なゴールを決められたことを、本当に嬉しく思っています。
改めまして、2年間の温かい応援に心から感謝しています。アルビの選手として、皆様と共に闘えたことを誇りに思っています。本当にありがとうございました」(大本)
今後については決まり次第、あらためて発表される見込みだ。
■ロメロ・フランク(Frank ROMERO)
・ポジション:MF
・生年月日:1987年8月19日(34歳)
・身長/体重:177cm/76kg
・経歴:江陽中→青森山田高→流通経済大→水戸ホーリーホック→モンテディオ山形→アルビレックス新潟→水戸ホーリーホック→アルビレックス新潟→FC町田ゼルビア→アルビレックス新潟
■大本祐槻(Yuki OMOTO)
・ポジション:MF
・生年月日:1994年9月24日(27歳)
・身長/体重:176cm/69kg
・出身地:滋賀県
・経歴:FC湖東→野洲高→阪南大→FC岐阜→徳島ヴォルティス→V・ファーレン長崎→アルビレックス新潟