上写真=アウェーに駆けつけたサポーターと喜びを分かち合う磐田の選手たち(写真◎J.LEAGUE)
DF #3 大井健太郎「今年は喜ぶ姿を見せられて幸せです」
「自分たちで決めれる立場にいたので、1試合でも早く決めて、マサくん(鈴木政一監督)のストレスとかも緩和させてあげたかったし、今日決めるぞという気持ちがあったのでうれしかったです。本当に苦しいときも応援していただいたサポーターに、結果で恩返しができてうれしい。(J1優勝へ向けて)今までと変わらず、自分たちのサッカーをしっかりやって、勝つところを多く見せていけたらと思います。
昨年昇格できなかったことで、ファン・サポーター、スポンサーすべての人に、失望というか、そういう気持ちを味合わせてしまった。今年はいっぱい喜ぶ姿を見せれたので選手は幸せですし、一つ目標だった昇格を達成できて良かったと思います」
MF #10 山田大記「結果を出しながら強くなった」
「多少、安堵感がありました。もう少し何かこみあげてくるかと思ったけど、思いのほか(笑)。すごく追い込まれていたのもあり、大宮戦(36節の大宮戦、後半アディショナルタイムに決勝ゴール)が感情的にはピークでした(笑)。大宮戦に限らず、紙一重の戦いをどうにか制することで今年は勝ち点を積み重ねてきた。その中で自信も。結果を出しながら、チームが強くなってきたという感じがします」
FW #11 ルキアン「サポーターが来てくれたことに感謝」
「良かったですけど、まだ終わっていないので、タイトルをとれるように頑張ります。(鈴木監督に対する思いは?)シーズンを通して一緒にやってきた仲間です。いないときは非常に難しい状況でしたけど、自分たちができることはピッチで全力を出すこと。今日勝てて、昇格を決めて監督も喜んでいると思います。早くよくなればいいなと思います。
(ゴール後にサポーターの方へ行ったが?)ゴール裏からサポーターのところへ行くのはたいした距離ではないので。サポーターが磐田から水戸まで来てくれた距離を考えると本当にたいしたことはないし、みんなが新幹線とかで応援してくれるためにここに来てくれたことに感謝しています。今日バスで到着したときに多くのジュビロサポーターが見えたので、ゴールを決めたら行こうと思っていました」
MF #23 山本康裕「一つの方向に向いて戦えた」
「自分たちで決められる状況にあったので、まずはしっかり勝ち切ることが目標でした。勝てて良かったと思います。昨シーズン、みんなが悔しい思いをした。それを経て、今年臨んだんですけど、簡単な試合は一つもなくて。ただ、チーム全体が一つの方向に向いて戦えたし、誰が出てもジュビロらしいサッカーができた。チームみんなでつかみとった昇格かなと思います。
(遠藤から学ぶことはあったか?)僕がどうこうというよりも、ヤットさんのレベルの高さがあって、ヤットさんに頼ってばかりじゃいけないんで。僕も横にいる中でしっかり成長して、いいところを盗んでいきたいと思います。スタジアムに来ても声を出せなくて難しい思いをしていた方々がいて、またスタジアムにも行けず、テレビの前でしか応援できない方々もいたり。なんとかその人たちを笑顔にしたいというか。自分たちがいいプレーをして試合に勝つことで笑顔にできると思ってやってきた。まずはいい結果を皆さんに報告できたことは良かったし、あらためてサポーターの皆さんの存在の大きさを知れました」
MF #50 遠藤保仁「シーズンの初めに手応えをつかんでいた」
「(昇格は)今年の最大の目標だったので非常にうれしく思います。スタッフ、選手を含めてお互いを信じ合いながら、高め合いながらやってきたから、勝ち点を積み上げられた。全員がハードワークというか、仲間を信じてやってきた結果だと思う。
昨シーズン、ジュビロに来たとき、このチームのことを詳しく知っていたわけではなかった。選手の特徴やスタッフの考え方というのは時間をかけて理解していくものだけど、今シーズンの初めにいい手応えをつかんでいました。攻撃的なチームだと感じていたので、そこを伸ばしていければ十分にチャンスがあると思っていた。
(チームが成長した点は)慌てずに90分間戦えるようになったことが一番大きいと思います。状況がどうであれ、攻め急いだり、慌ててゲームを進めていくというのが少なくなった。その辺はお互いが意識しあいながらできている部分かなと思います」