2月28日、明治安田生命J2リーグは開幕戦(第1節)が開催され、大宮アルディージャは水戸ホーリーホックとケーズデンキスタジアム水戸で対戦。前半に深堀隼平に先制点を奪われるも、後半に柴山昌也と奥抜侃志がゴールを挙げて逆転勝ち。白星発進となった。

勝利を目指す両チームが激しい攻防を繰り広げた(写真◎J.LEAGUE)

■2021年2月28日 J2リーグ第1節(@Ksスタ/観衆3,312人)
水戸 1-2 大宮
得点:(水)深堀隼平
   (大)柴山昌也、奥抜侃志

・水戸メンバー◎GK牲川歩見、DF村田航一(75分:柳澤亘)、住吉ジェラニレショーン、タビナス・ジェファーソン、温井駿斗、MF木村祐志(64分:奥田晃也)、平野佑一、森勇人(83分:新里涼)、FW安藤瑞季(75分:松崎快)、中山仁斗、深堀隼平(64分:山根永遠)

・大宮メンバー◎GK上田智輝、DF馬渡和彰、西村慧祐、櫛引一紀、渡部大輔、MF松田詠太郎(57分:黒川淳史)、松本大弥、大山啓輔(81分:石川俊輝)、佐相壱明(46分:柴山昌也)、FW中野誠也(88分:ネルミン・ハスキッチ)、奥抜侃志(88分:翁長聖)

「45分間でひっくり返そうとする姿勢が出た」

 奇しくも、昨季の開幕カードと同じ顔合わせとなった。1年前はアウェーでの開幕戦を2-1で制した大宮だったが、アグレッシブな姿勢で向かってくる水戸に前半から攻め込まれる。すると8分、ピッチの中央でFW安藤瑞季にボールを収められると、ゴール前に走り込んだFW深堀隼平にパスが通る。スピードに乗った深堀に左足でゴールに蹴り込まれ、水戸に先制を許した。

 反撃に出たい大宮は後半開始からルーキーのMF柴山昌也を投入する。交代策が実ったのは70分、左サイドでボールを受けると、右足で狙いすましたミドルシュートを放つ。放物線はゴールネットに収まり、18歳のJ初得点が生まれて大宮が同点に追いついた。

 柴山のゴールで勢いに乗る大宮は、もう一人のアカデミー出身選手が逆転ゴールを奪う。83分、DF馬渡和彰の高精度クロスにFW奥抜侃志が頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。そして、1-2のスコアでタイムアップ。昨年と同様のスコアで大宮が水戸を破った。

 勝利した大宮の岩瀬健監督は「最初は水戸に勢いがあった中で、五分五分の状況から一つのミスで失点してしまいました。でも、後半に選手たちがよりギアを上げて、45分間で(スコアを)ひっくり返そうとする姿勢が前面に出ました。結果的に勝ち点3を取れてよかったです」と語り、開幕戦勝利に安堵の表情を浮かべた。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.