J2のアルビレックス新潟は25日、清水エスパルスからFW鄭大世の期限付き移籍加入が決定したと発表した。移籍期間は2020年8月26日から2021年1月31日まで。背番号は49番に決まった。

上写真=清水から新潟へのレンタル移籍が決定したFW鄭大世(写真◎J.LEAGUE)

今季J1出場は2試合のみ

 現在36歳の鄭大世は2006年に川崎フロンターレでプロキャリアをスタートさせ、北朝鮮代表として2010年の南アフリカW杯に出場。同大会終了後にドイツに渡り、韓国の水原三星を経て、2015年に清水エスパルスに加入した。昨季はJ1で13試合出場2得点を記録したものの、ピーター・クラモフスキー監督が就任した今季はここまでリーグ戦2試合の出場にとどまっていた。

 清水の公式サイトを通じて発表されたコメントは次の通り。

「今季最後まで清水でプレーするつもりでいましたが、自分はまだプレーできると思っていますし、試合に出場し、サッカー選手としてのキャリアを長くつづけていくためにも、新潟からのオファー受けることにしました。皆さんにはこの決断を支持、応援してくれることを願っています。清水ではサッカー選手として最高の時間を過ごせたと思っています。活躍しているときはもちろんですが、自分が苦しい時間を過ごしているときに、ロスタイムに出場しただけでも本当に大きな歓声を送ってくれるエスパルスサポーターの皆さんには言葉に言い表せないくらい大きな感謝の気持ちを抱いています。エスパルスでプレーし、サッカー選手として最高の幸せを味わうことができました。皆さんからいただいた恩はこの先も絶対に忘れません。ありがとうございました」

 新潟の公式サイトでは「情熱的なオファーをいただき、久々に胸が高鳴り、自分を必要としてくれるということに感動しました。必要とされることは、人間として、サッカー選手としてすごく幸せなことなので、本当に感謝しています。こうした思いに全力で応えていくためにも、これまで以上に情熱をもって新潟のためにプレーしたいと思います」とコメント。8月26日よりチームに合流する予定となっている。


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