V・ファーレン長崎の手倉森誠監督が7月2日、オンラインで報道陣の取材に応じた。再開初戦を白星で飾り、2月の開幕戦と合わせて連勝スタート。3連勝を目指す2日後のアビスパ福岡戦への意気込みなどを語っている。
今季初のアウェーゲームへ
福岡戦はアウェーゲームで、開幕戦と再開初戦がホームだった長崎にとっては、今季初の敵地での試合だ。今節もリモートマッチのため、アウェーのファン・サポーターからの声援の重圧がないことや、新型コロナウイルスの感染に気を付けながらの移動など、これまでのアウェーゲームとは環境が大きく異なる。
手倉森監督は、敵地の重圧については「アウェーという意識は持っておかなければいけない。リモートマッチでお客さんは入らないが、『アウェー感』がないと思って飛び込めば、絶対に痛い目に遭う」と警戒しているとした。一方、感染防止対策を講じながらの移動については「長い間、地元を出て活動してこなかった中での、久しぶりの『出張』。警戒はしますが、ナーバスになり過ぎず、運営を信じて試合を迎える。我々のアウェー戦、アビスパのホーム戦、両チームともしっかり消化できるように集中して戦いたい」と語った。
「これは九州ダービー。意地と意地のぶつかり合い、長崎県民と福岡県民の戦いでもあると、現場も十分に意識している」と語るときは、一段と言葉に力がこもった手倉森監督。「『アビスパに勝った!』ではなく、『福岡に勝った!』と長崎県民が手をたたきたくなるような、長崎が熱くなるようなことを、我々が起こさなければいけない。それを示したい」と続け、九州のライバルを倒しての3連勝に闘志を燃やしていた。