「チーム全員の力が必要」
――昨季は26試合、4得点という成績でした。今季はそれ以上を期待してもいいですか。
宮吉 僕は数字の目標を掲げるタイプではないので、具体的なものは示せませんが、今季もJ1昇格に向けて全力で取り組んでいきます。昨季は決して満足のいくシーズンではなかったですからね。僕自身、ゴール、アシストともに物足りなかったです。
――昨季からの上積みはありますか。
宮吉 新しい選手が入ってきましたし、徐々にコンビネーションも深まってきています。この期間で、さらに僕の特徴を知ってもらえたと思います。チームとしてはプラスになる要素がありました。
――コロナ禍での影響で、真夏にも過密スケジュールが組まれています。連戦への準備をできていますか。
宮吉 日程を見ると、かなり厳しいですね。ただ、先発メンバーの11人だけでシーズンを戦うわけではありません。それこそ、チーム全員の力が必要になってきます。今季はこれまで以上に一丸となって戦わないといけないでしょう。
――チーム一丸となるためには何が必要ですか。
宮吉 各自が結果にこだわることも大事ですが、自分を犠牲にして戦うことも重要になってきます。意識するよりも、無意識にできるようになれば、いいチームになっていくはずです。
――2010年にJ1からJ2に降格し、今季で10年です。当時のJ1時代を知るのは現チームでは宮吉選手と安藤淳選手だけです。昔の記憶は残っていますか。
宮吉 もちろん、覚えています。あれ以降、J1に昇格していない事実も受け止めています。ずっと応援してくれているファン・サポーターには申し訳ない気持ちでいっぱいです。再びJ1の舞台に立つことで、より多くの方に支えてもらえると思うので、今季こそはJ1昇格の切符をつかみ取ります。