上写真=宮崎でのトレーニング後、取材に応じるリカルド・ロドリゲス監督
写真◎サッカーマガジン
宮崎県内で二次キャンプを行なっている徳島。2月2日のトレーニングでは紅白戦やセットプレーの確認に時間を費やした。3日に予定されている町田との練習試合を最後にキャンプ地・宮崎を離れ、地元・徳島に戻ってJ2リーグ開幕に向けた最終調整に入る。
「良いプレーをしながら勝っていく」
球際で激しくボールを奪い合い、スピーディーにパスをつなぐ。シーズン中さながらの強度で紅白戦が繰り広げられ、指揮官から「そうだ!」「いいぞ!」と、選手のプレーを称賛する声が上がった。
「ここまで非常に順調に進んでいる。チームの団結や精神力、サッカーのコンセプトを深める部分でも成長している」。リカルド・ロドリゲス監督は、チームの仕上がり具合に手応えを感じている。
44歳のスペイン人は一昨年に徳島の監督に就任。だが、ここまでの2シーズンはJ1昇格プレーオフ圏外の7位と11位に甘んじた。
就任3年目となる今季、各ポジションに新戦力を加え、選手層をさらに厚くした。「チームのスタイルに合った選手たちを多く獲得できた」と、指揮官は満足げに話す。
「良いプレーをしながら勝っていく。それがこのクラブのアイデンティティーでもあるし、それができればJ1昇格にもつながっていくと思っている」
6年ぶりの昇格を目指す徳島の新シーズンが始まる。
取材◎小林康幸