上写真=勝負を決定づける2点目をスコアした加藤陸次樹(写真◎J.LEAGUE)
■2026年9月2日 J1第5節(観衆26,892人/@Eピース)
広島 3ー0 名古屋
得点:(広)加藤陸次樹、鈴木章斗、セバスティアン・アレー
後半、一気にギアが上がった広島
広島はボールの動かし方を知っていた。守備から攻撃に転じると、可変する名古屋に生じるスペースを素早く突いていく。序盤から何度もゴールに迫り、1トップ、2列目、3列目、ウイングバックの選手もシュートを放った。
しかし、ボールはGKの正面を突いたり枠そのものを逸れたり、フィニッシュの精度を欠いて、先制するには至らない。
そうなると、広島の鋭い出足にビルドアップを阻まれていた名古屋も次第に相手の戦い方に慣れていく。球際勝負で盛り返し、攻める機会を得ていった。サイドチェンジからの折り返しを狙う形や中央のコンビネーションからゴールをうかがい始める。
ただ、名古屋もフィニッシュワークの精度が足らず、ネットは揺らせない。攻守が目まぐるしく入れ替わる前半は0−0で終了。勝負は後半に持ち越された。
右シャドーの川村とアレーを交代させ、アレーが1トップを務め、加藤を右シャドーに移した広島は、後半開始から良い形を作り出した。アレーにボールが入ると、周囲が連動。中から外にボールを展開する形も見られ、攻撃が活性化する。
対する名古屋も53分には山岸がクロスに飛び込み、あわやのシーンを作り出した。VARでオフサイドとなったが、名古屋もゴールに肉薄する。64分にも相手CBの間で縦パスを引き出した木村がシュートを放ったが、最後は身を挺した広島守備陣のブロックに遭って枠をとらえられず。その直後のCKでは広島のカウンターを浴びたが、後半も目の離せない展開が繰り広げられた。
72分、ついに均衡が破れる。先制点を奪ったのは広島だった。アレーのポストから右サイドに展開すると、クロスを鈴木章が収め、ボックスすぐ外にいる川辺に落とす。川辺のシュートは名古屋DFに阻まれたが、こぼれ球を加藤が押し込み、ホームチームがリードを奪った。
80分には広島が中央から崩して最後はアレーのお膳立てで鈴木章が蹴り込み、追加点。さらに前線で起点となっていたアレーは、アディショナルタイムに自ら3点目をスコアしてダメ押し。
後半、攻撃のギアを上げた広島がそのまま押し切り、3−0で名古屋を下した。
▼出場メンバー
・広島◎GK大内一生、DF中野就斗、荒木隼人、佐々木翔、MF新井直人、川辺駿(73分:中島洋太朗)、松本泰志、東俊希(85分:志知孝明)、FW川村拓夢(46分:セバスティアン・アレー)、鈴木章斗(90分:越道草太)、加藤陸次樹(73分:鮎川峻)
・名古屋◎GKピサノ・アレックス幸冬堀尾、DF野上結貴(73分:佐藤瑶大)、藤井陽也、徳元悠平、MF浅野雄也(73分:甲田英將)、稲垣祥、高嶺朋樹、中山克広、FW和泉竜司(73分:小屋松知哉)、木村勇大、山岸祐也(82分:永井謙佑)
