上写真=後半途中まで雨が降る中での戦い。どちらもチャンスはあったものの、最後までスコアは動かなかった(写真◎石倉利英)
■2025年3月16日 J1リーグ第6節(@JFEス:観衆13,699人)
岡山 0-0 川崎F
「勝ち点1は物足りない」
前日からの雨が断続的に降り続く中で始まった一戦は、前半は岡山が多くのチャンスを作ったものの、川崎FのGK山口が立ちはだかる。8分に右CKから岡山DF工藤のヘッドがファーサイドに流れたボールを、DF田上がヘッドで合わせた決定機を見事な反応で防ぐと、13分にはエリア内右サイドでフリーとなったFWルカオのシュートに、素早く飛び出してブロックした。
岡山は16分にもルカオが右サイドからシュート、ニアサイドでMF松本が合わせようとしたが、川崎FのMF河原創がクリア。33分にはFW江坂のセンタリングからのFW木村のヘッドが上に外れ、シュート7本を放ちながらも無得点で前半を終えた。
前半は良い形を作れなかった川崎Fは後半に立て直し、49分に右からのセンタリングをFWマルシーニョが右足で合わせたが、わずかに左に外れて決まらず。62分に3人の選手交代を行うと、その途中出場したFW山田が69分、FWマルシーニョの左からのセンタリングを左足で合わせたが、左ポストに当たって決まらない。
その後も両チームは最後まで攻め続け、決定機になりそうな場面もあったが、仕留め切れず引き分けに終わった。岡山の木山隆之監督は「自分たちのスタンスはしっかり出せていた、自分たちのゲームはできました。ただ、勝ち点1は物足りない」とコメント。川崎Fの長谷部茂利監督は「結果、内容ともに良くなかったと言わざるを得ない」と指摘し、12日のAFCチャンピオンズエリートから中3日の試合で「心身ともに疲労がある中での試合だったので、勝点1をポジティブにとらえようと選手たちに話しましたが。これでは足りないという話もしてある」と語った。
取材・写真◎石倉利英
▼出場メンバー
・岡山:GKスベンド・ブローダーセン、DF立田悠悟、田上大地、工藤孝太、MF松本昌也、藤田息吹、藤井海和(73分:神谷優太)、加藤聖(66分:柳貴博)、FW木村太哉(73分:佐藤龍之介)、ルカオ(86分:一美和成)、江坂任(66分:岩渕弘人)
・川崎F:GK山口瑠伊、DF佐々木旭、高井幸大、丸山祐市、三浦颯太、MF河原創(84分:瀬川祐輔)、脇坂泰斗、山本悠樹(62分:大関友翔)、FW伊藤達哉(62分:家長昭博)、マルシーニョ(75分:宮城天)、エリソン(62分:山田新)