上写真＝1993年5月16日、鹿島対名古屋の開幕戦でハットトリック(もちろんリーグ第1号)を決めたジーコ（写真◎サッカーマガジン）
投票期間は4月21日まで、発表は５月15日！
Jリーグは、4月11日、開幕30周年を記念して、これまでの30年を回顧する「J30ベストアウォーズ」を開催すると発表した。ファン・サポーターの投票をもとに、30年の歴史の中から「MVP」、「ベストイレブン」、「ベストマッチ」、「部門別ベストゴール」、「ベストシーン」を決定する。
すでに投票受け付けが始まっており、下記「J30ベストアウォーズ」特設ページより投票が可能だ。ノミネート選手、ゴール、シーン等は特設ページからも確認できる。投票は、各賞1人につき 1回のみ(ベストイレブンについては11名選択可能)。投票期間は2023年4月21日(金) 18時まで。
J30ベストアウォーズ特設ページはコチラから！
https://www.jleague.jp/special/30th/J30bestawards/
27の名場面から「ベスト」に選ばれるのは？
ベストシーンにノミネートされたのは、全部で27シーン。初めてのJリーグアウォーズで大きなバルーンの中から真っ赤なスーツで登場したMVPのカズ(V川崎)は華があり、94年のピクシーことストイコビッチ(名古屋)の雨中のリフティングも鮮烈だった。98年の中山雅史(磐田)による4戦連続ハットトリックは忘れられない記憶で、近年では2020年の三笘薫(川崎F)の66.8メートルの独走ドリブルに度肝を抜かれた。
それ以外にも名場面を挙げれば枚挙にいとまはないが、30年の歴史の始まりの「鮮烈」が今回は票を集めるのではないだろうか。93年のJリーグ開幕戦で神様・ジーコが見せたハットトリックだ(ノミネート番号は1)。
その歴史的価値もさることながら、ハットトリックはどれも素晴らしいゴールばかりだった。1点目は、25分。相手の選手同士がペナルティーエリア手前で交錯し、こぼれ球にいち早く反応してGKの頭上を打ち抜いた。その５分後には、神様の代名詞でもあった芸術的な直接FKを決め、63分にはアルシンドのクロスをボレーで合わせて、Jリーグ初のハットトリックを達成した。
あまりの衝撃に、Jリーグ開幕を報じた当時のサッカーマガジンでも、５・15のオープニングマッチ「ヴェルディ川崎対横浜マリノス」ではなく、ジーコの咆哮を表紙に採用したものだった。
歴史のスタートとなる一戦で、いきなりやってのけたのだから、神様はやはり役者が違った。
※次回は「部門別ベストゴール」のボレー/オーバーヘッド部門を予想します。
【J30ベストアウォーズの項目】
◆MVP（1名）
◆ベストイレブン（11名）
◆ベストマッチ（1試合）
◆部門別ベストゴール
・ボレー／オーバーヘッド部門（1ゴール）
・テクニカル部門（トラップ、ドリブル、ループ等）（1ゴール）
・ミドル／ロングシュート部門（1ゴール）
・フリーキック部門（1ゴール）
・ヘディングシュート部門（1ゴール）
・その他部門（パスワーク等）（1ゴール）
◆ベストシーン（1シーン）
