上写真=川崎Fは最終戦に勝って2位となったが、敗退が決まった(写真◎AFC)
■2022年4月30日 ACLグループI第6節(タン・スリ・ダトー・ハジ・ハッサン・ユヌス・スタジアム)
川崎F 1-0 広州FC
得点者:(川)知念慶
「この悔しさはJリーグで晴らしたい」と知念
4月30日のACL最終戦となる第6節で、広州FC(中国)を1-0で破った川崎フロンターレ。これで3勝2分け1敗の勝ち点11として、グループIで2位に浮上した。今大会は5グループの1位が突破、2位の中からは成績上位の3チームのみが次ラウンドに進むレギュレーションだった。
しかも、グループJで上海海港(中国)が棄権したことにより、2位チームは各グループ最下位のチームとの対戦成績を除外した結果で成績を比較されることになった。川崎Fは最下位の広州に2勝したため勝ち点は5で計算。しかし、川崎Fの最終戦のあとに行われたグループGの試合で、3位だった全南(韓国)が首位のパトゥム・ユナイテッドに引き分けたことで、川崎Fが上位3チームに入ることができなくなり、敗退が決定した。
このグループGの結果が出る前に記者会見に臨んだ鬼木達監督は、この時点で「1位を目指していた中での2位ですごく残念に思うし、いろいろなレギュレーションがある中で、1位にならないと突破は難しいと思っていました。そういう意味では自分の力不足を感じています」と振り返っていた。
鬼木監督も選手たちも今季はACL優勝を「クラブの悲願」と口にして、この大会にかけてきた。それだけに、グループステージでの敗退は大きな痛手。広州戦で2試合目の出場で初のフル出場を果たした松井蓮之は「ACLでとても良い経験ができたので、この経験をこれからのJリーグや天皇杯、ルヴァンカップにつなげられるように頑張りたい」、広州戦で決勝ゴールを挙げた知念慶は「チームとして総力戦でできる限りのことは尽くしたが、悔しい結果になった。この悔しさはJリーグで晴らしたい」と悔しさを隠さなかった。