名古屋グランパスの長谷川健太監督が22日、オンラインで取材に応じ、連覇のかかるJリーグYBCルヴァンカップ、清水エスパルスとの開幕戦(23日・14時/@豊田スタジアム)に向けて意気込みを語った。

上写真=長谷川健太監督は異なるチームで過去に2度、ルヴァンカップ優勝を成し遂げている(写真◎J.LEAGUE)

全員を開幕させたい

 クラブとしては連覇へのスタートになる。名古屋は明日23日、ディフェンディングチャンピオンとしてルヴァンカップ開幕戦を戦う。相手は清水エスパルス。J1開幕から中3日で試合に臨む長谷川健太監督は、試合を翌日に控えて取材に応じた。「時間的な余裕がない中で開幕戦に出た選手もいます。フィジカル的にまだ出来上がっている状態ではないので、そういう選手に関しては今回はベンチにも入れずに、コンディションを優先して次節に備えさせたい」と選手起用についての考えを明かした。

 新型コロナウイルスの影響でプレシーズンに予定していた練習試合をこなせなかった。そのためにJ1開幕戦に向けては準備の面で難しさがあったと指揮官は認める。まだ試合勘を取り戻せていない選手や、実戦機会に飢えている選手もいることから、明日のルヴァンカップではそういう選手たちを起用したいとも話した。

 長谷川監督はガンバ大阪を率いていた2014年、そしてFC東京を指揮を執っていた2020年の2度、監督として聖杯を掲げている。昨季はFC東京の監督として準決勝で名古屋と激闘を演じ、対戦成績は1勝1敗ながら合計スコアで3-4と敗れたが、ルヴァンカップの勝ち方を知る指揮官と言っていいだろう。今季の戦い方について問われると、「どの監督も、どのチームも同じだと思いますが、ホームで勝ってアウェーで引き分ける。これで予選は突破できると思いますので、勝ち点12を目指していきたい」と説明。まずはグループステージの6試合で、3勝3分け以上の成績を目指すという。

「やはり全員を開幕させたいという思いがあります」とも長谷川監督はコメント。なるべく多くの選手にプレー機会を与えることを考えつつ、チームとしてきっちり勝利を求めていく。


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