ベガルタ仙台は25日、鹿島アントラーズから遠藤康が完全移籍で加入すると発表した。遠藤は鹿島一筋で15シーズンを過ごしてきたクラブレジェンドの一人だが、プロ16年目を迎えるにあたり、出身の仙台のクラブでプレーすることになった。

上写真=仙台加入が決まった遠藤康(写真◎J.LEAGUE)

鹿島では選手として人として成長できました

 来季、J2を戦う仙台に心強い選手が加わることになった。勝利を義務付けられたクラブ、鹿島で勝者のメンタリティーを磨いてきた経験豊富な遠藤康が加入することになったのだ。

「鹿島アントラーズから加入することになりました遠藤康です。高校卒業まで宮城県で過ごした自分にとって、ベガルタ仙台でプレーすることは故郷に帰ってきたような感覚でいます。J1昇格という目標を達成するため、勝利に貢献するとともに、これまでの経験を伝えていくことも自分の役割だと思っています。クラブ全体でひとつとなり、共に戦っていきましょう。応援、よろしくお願いします」

 1年でのJ1復帰へ力を注ぐことになる。また、長く在籍した鹿島のファン・サポーターに向けても遠藤はメッセージを送っている。

「2022シーズンから仙台でプレーすることを決めました。2007年に加入してから15年間、アントラーズでたくさんのことを学びました。多くの偉大な先輩たちの背中を追いかけながら、常にタイトルが求められるクラブで日々戦い、サッカー選手として、人として成長することができました。ここ数年、苦しいシーズンが続き、もっと自分がチームに貢献しなければならなかったですし、悔しく、不甲斐ない気持ちでいっぱいです。同時に、まだまだピッチでやるべきことが残っていると思っています。自分自身、アントラーズ以外のユニフォームを着てプレーすることはまだ上手く想像できませんが、新たな環境で新しい目標に向かって、勝利のために戦い続けたいと思います。クラブに関わるすべてのアントラーズファミリーの皆さん、応援ありがとうございました」

 16年目の決断。新天地でのさらなる活躍が期待される。

■遠藤 康(えんどう・やすし)
・ポジション:MF
・生年月日:1988年4月7日
・身長/体重:168cm/69㎏
・出身地:宮城県
・経歴:なかのFC→塩釜FCJrユース→塩釜FCユース→鹿島


This article is a sponsored article by
''.