セレッソ大阪が12月23日、V・ファーレン長崎からDF毎熊晟矢を完全移籍で獲得したことを発表した。毎熊は故郷のクラブを飛び出して大きなステップアップを図ることになった。

上写真=自慢の推進力を生かした思い切りのいいプレーが毎熊晟矢の魅力だ(写真◎J.LEAGUE)

「もっと上を目指したい、挑戦したいという気持ちが強く」

 V・ファーレン長崎の右サイドバックとしてJ2で確かな足跡を残してきた毎熊晟矢が、セレッソ大阪で新しい挑戦を始める。桃山学院大から故郷のクラブに加わって、2020年のルーキーイヤーに30試合出場、今季も38試合3得点と、主軸として右サイドを駆け抜けてきた。

 攻撃参加の迫力はJ2ではトップクラスで、激しい守備も持ち味。C大阪では松田陸という絶対的な存在に挑戦していくことになりそうだ。

 そのC大阪のファン・サポーターにはクラブを通じてあいさつ。

「この度、V・ファーレン長崎から加入することになりました、毎熊晟矢です。素晴らしいクラブの一員としてプレー出来ることを嬉しく思います。セレッソ大阪の勝利に貢献できるように全力で戦います。これからよろしくお願いします」

 長崎では2年間のプレーとなったが、地元だけに思い入れも強い。ファン・サポーターに深い感謝の言葉を届けた。

「この度、セレッソ大阪に移籍することになりました。まずは、2年間温かいご声援をありがとうございました。
 2020シーズンから地元長崎でプロ生活をスタートさせ多くの出場機会をいただきましたが、あと1歩の所で昇格を果たせず、悔しい気持ちと期待してくださったファン・サポーターの皆さんやご支援していただいた皆さんにとても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
 自分自身この決断は簡単なものではなく、様々な想いがありました。しかし、年齢的にも決して若くないですし、もっと上を目指したい、挑戦したいという気持ちが強く、この決断をしました。僕の意見を尊重してくださったクラブには感謝しています。簡単な道ではないですし、自分にとって苦しい時間が多くなるかもしれませんが、長崎での2年を胸に今まで通りがむしゃらに頑張りたいと思います。
 この2年間は、100%サッカーに集中できる環境を作っていただいた現場のスタッフの方々やクラブ関係者であるすべての方々、そして、共に戦った仲間のおかげで大きく成長することができ、とても感謝しています。V・ファーレン長崎に来て良かったと心から思います し、ここでプロ生活をスタートできたことを誇りに思います。
 最後に、V・ファーレン長崎を応援してくださっている皆さん。地元の選手ということもありとても温かい声援を送ってくださいました。苦しい時も足が止まりそうな時も皆さんの声援のおかげで前を向き最後まで走り続けることができました。これからも皆さんに応援していてよかった、応援したいと思われるような選手になれるように頑張ります。またお会いできる日を楽しみにしています。本当にありがとう ございました」

毎熊晟矢(まいくま・せいや)
■生年月日:1997年10月16日
■出身地:長崎県
■身長/体重:179cm/69kg
■ポジション:DF
■経歴:黒髪フットボールクラブジュニア - JFCレインボー長崎 - FOOTBALL CLUB BRISTOL U15 - 東福岡高 - 桃山学院大 - V・ファーレン長崎
■出場記録
J2:74試合6得点
天皇杯:1試合1得点


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