ガンバ大阪は23日、松波正信監督が2021シーズンをもって退任し、アカデミーダイレクターに就任すると発表した。松波監督は宮本恒靖監督のあとを受けて今年5月に暫定監督に就任。その後、正式に監督となり、新型コロナウイルスの罹患者が出て活動そのものが厳しい中でシーズンを乗り切った。なお、後任は片野坂知宏監督(前大分監督)が務める。

上写真=2021シーズン限りで退任することが決まった松波正信監督(写真◎J.LEAGUE)

後のチームの強みになると信じています

 今年5月からチームを率いた松波監督の退任が決まった。当初は宮本前監督のあとを受けて暫定監督となったが、その後、正式に就任した。

「5月半ばから、ガンバの指揮官としてチームの順位、選手個々の自信とアイデンティティの回復のため尽力できたことはスポンサー、クラブ、ファン・サポーター、選手、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャー、強化スタッフの協力と理解があったからだと実感しております。また、難しい局面を何度も迎えましたが、クラブが一丸となって戦い抜くことができたことは、後のチームの強みになると信じております。お一人お一人のガンバへの愛と情熱、多大なサポートに心から感謝いたします。ありがとうございました。
 来季からはアカデミーダイレクターとして可能性を豊かに秘めたガンバの未来のために尽力し、ガンバブランドの価値を高める選手を一人でも多く育成していきたいと思います。またアスリートとしてだけでなく人間力を高めるクラブ育成に邁進してまいります」

 松波氏は監督就任以前、強化アカデミー部長を務めており、2022シーズンから改めてアカデミーダイレクターとして未来のガンバ戦士を育成する仕事に力を注ぐことになった。

■松波正信(マツナミ・マサノブ)
・生年月日:1974年11月21日(47歳)
・出身地:岐阜県
・指導歴:G大阪ユース・コーチ(2006-07)→G大阪ユース監督(08-09)→G大阪コーチ(10-12)→G大阪監督(12-13)→鳥取監督(14-15)→C大阪U-18コーチ(16-17)→G大阪監督(21)


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