上写真=残留最有力は清水。引き分け以上で自力で確定できる(写真◎J.LEAGUE)
清水vsC大阪、G大阪vs湘南、徳島vs広島
来季のJ2降格はすでに大分トリニータ、ベガルタ仙台、横浜FCが決定している。残り1チームが最終節で決まることになる。
対象は3チーム。第37節時点で勝ち点39の15位清水、同36の16位湘南、同36の17位徳島ヴォルティスだ。
14時 清水エスパルス vs セレッソ大阪 アイスタ
14時 ガンバ大阪 vs 湘南ベルマーレ パナスタ
14時 徳島ヴォルティス vs サンフレッチェ広島 鳴門大塚
■清水の場合
最も有利なのは、もちろん清水だ。C大阪を迎えるホームゲームで、引き分けで勝ち点1を積めば自力で残留を決めることができる。ただ、C大阪は前節で名古屋グランパスに逆転勝利を収めて上り調子。好調な攻撃陣をどこまで抑えることができるか。
仮に敗れても可能性はある。ほかの2チームより3ポイント上回っているため、湘南が引き分け以下、または徳島が引き分け以下であれば残留することができる。
(1)清水が◯(勝ち点42)△(40)=残留
(2)清水が●(39)=湘南または徳島が△(37)●(36)で残留
■湘南の場合
湘南は前節で徳島との直接対決に敗れ、勝ち点36で並ばれた。得失点差で順位は上だが、最後まで予断は許さない。
その得失点差がカギで、徳島の-19、清水の-18に対して、湘南は-5と圧倒的に優位だ。勝ち点で並んだ場合は得失点差での勝負になるため、残留の条件は以下となる。
(1)湘南が◯(勝ち点39)=清水●(39)、または徳島が△(37)●(36)で残留。徳島◯(39)なら得失点差で上回れば残留
(2)湘南が△(37)=徳島が△(37)●(36)で残留
(3)湘南が●(36)=徳島が●(36)なら得失点差で上回れば残留
いずれにしろ、G大阪とのアウェーゲームに勝って他会場の結果を待つだけだ。
■徳島の場合
上記のように、湘南との直接対決を1-0で制して勝ち点で並んだ徳島。依然、得失点差では不利ではあるが、岩尾憲が「次は今年最後のゲームになるので、しっかりと勝ち点3を、ホームで、全員でつかみ取り、あとは天命を待つというところを目指して」と話したとおり、最終節の広島戦で、地元の利も生かして勝利を目指す。
もちろん、湘南と勝ち点が並んでいるので、引き分け、敗戦の場合でも、他会場の結果次第では可能性は残る。上記のように湘南とは得失点差で14のビハインドがあるので、勝ち点で上回りたいところだ。
(1)徳島が◯(勝ち点39)=清水が●(39)、あるいは湘南が△(37)●(36)で残留。湘南◯(39)なら、得失点差で上回れば残留
(2)徳島が△(37)=湘南が●(36)で残留
(3)徳島が●(36)=湘南が●(36)で、得失点差で上回れば残留
3チームとも実力十分のチームが相手だけに、どんな戦いを挑んで最高の結果を残すか。最後のバトルは、12月4日14時キックオフ。