5月26日、明治安田生命J1リーグは第16節が開催され、セレッソ大阪は鹿島アントラーズと敵地カシマスタジアムで対戦。前半をスコアレスで終え、後半に荒木遼太郎に決勝点を許し完封負け。9試合ぶりに先発出場した瀬古歩夢も勝利に貢献することはできなかった。
上写真=9試合ぶりに先発出場した瀬古歩夢(写真◎J.LEAGUE)
■2021年5月26日 J1リーグ第16節(@カシマ/観衆5,977人)
鹿島 1-0 C大阪
得点:(鹿)荒木遼太郎
「外から見ていて感じる部分も多かった」
先発のピッチに15番が戻ってきた。4月2日の第7節鳥栖戦以来のスターティングメンバーに名を連ねた瀬古歩夢は、ダンクレーとともに最終ラインを支えた。「ダンクレーとは試合前からいろいろとコミュニケーションを取り、1試合を通しても非常によかったと思っています」と、初めてのセンターバックコンビに手応えをつかんだ。
ただ、チームに勝利をもたらすことはできなかった。鹿島を相手にアウェーで粘り強く応戦したものの、後半の1失点に泣き、0-1で敗れた。瀬古が先発を外れた第8節横浜FM戦以降、チームはわずか1勝しか挙げることができていなかったが、この日も白星は遠かった。
「自分自身、外から見ていて感じる部分も多かったので、今日はピッチに入って、しっかりと後ろからの鼓舞であったり、チームを落ち着かせる言動を意識していたつもりです」
瀬古はそのようにチームを復調させようとしたものの、「ゴールまでも遠い」と攻撃面での課題も残した。「今後、そういった部分を自分たちで意思統一できれば、ここから非常に良くなっていくんじゃないかと自分自身は思っているし、チームとしても思っているんじゃないか」と今後の改善を目指す。
鹿島戦で得た収穫と課題を糧に、生え抜きのセンターバックが新たな相棒とともにチームを立て直していく。
取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE