3月19日、鹿島アントラーズの沖悠哉が練習後のオンライン取材に応じた。3月末にアルゼンチンとの親善試合に臨むU-24日本代表に選出された沖は、日の丸を背負う思いを語った。そして、代表戦の前に行なわれる21日の名古屋グランパス戦に照準を合わせる。

上写真=3月19日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう沖悠哉(写真◎KASHIMA ANTLERS)

まずは鹿島で勝利を。「次の名古屋戦に向けて、しっかり準備する」

 沖悠哉が日の丸を背負ってピッチに立つ日が近づいている。昨年12月の代表候補合宿以来となるU-24日本代表に選出され、今夏の東京五輪を目指す。12月の選出時と同様に、「代表はチームの活動があってのこと」と強調。そして、次のように言葉をつむぐ。

「自分はまず、チームのことを大事にしてやってきたつもりです。この鹿島で結果を残すことが代表にもつながっていると思うので、そこはうれしいです。けれど、鹿島は今、なかなか結果を出せていない状況なので、それに対しては非常に悔しい気持ちです」

 チームは前節、J1昇格組の福岡にアウェーで敗れた。ここまでのリーグ戦成績は1勝1分け2敗。開幕から勝利を重ねられない状況もあり、沖自身は代表選出に喜んでばかりいられないのだろう。そんな中、次節は全勝中の名古屋と対戦する。「もちろん、相手が良い状態というのは分かっています」と好調な相手を警戒する。

 ただし、鹿島の選手たちも自信が揺らいでいるわけではない。「自分たちが悪い状態かといったら、そうでもないと思っています。なかなか勝てない状況が続いていますけれど、それに対して特に悲観することもない」と沖は強調する。

「自分たちは次の名古屋戦に向けて、しっかり準備して取り組むことができればと思います。そうすれば、良い結果がついてくると思っています」

 3月21日の次節名古屋戦は、ホーム・カシマスタジアムでの一戦だ。若き守護神はU-24代表チームに合流する前に、まずは鹿島に勝利をもたらすために全力を注ぐ。


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