名古屋グランパスの相馬勇紀がU-24日本代表に選ばれた。Jリーグではそれも当然の好調ぶりを見せつけているが、東京オリンピックでの活躍を誓うだけに、大切な一歩になる。定位置争いとサッカーの楽しみの両方を味わうつもりだ。

上写真=相馬勇紀は今季名古屋で好調を維持している。東京オリンピックへの思いも募る(写真◎Getty Images)

鹿島戦は「バトルと名づけてもいいような試合になる」

 名古屋グランパスの相馬勇紀がU-24日本代表に選ばれた。東京オリンピックに向けたチームづくりの中で、3月26日と29日にU-24アルゼンチン代表とテストマッチを2試合行う。

「素直にうれしいですね。今年、自分の目標の一つとしてオリンピックの出場と活躍があるので、まずはそこに関わっていきたい」

 今季は開幕5連勝を果たす名古屋の中で主力として大きな役割を果たしていて、選出も当然のプレーぶりだ。

「変わらず攻撃であれば得点を取ること、得点に関わること、そして高いインテンシティで守備でハードワークしたりボールを奪うことだったりを見せていきたい。国を背負って戦うので、日本のために戦いたいと思います」

 久々の年代別代表の活動では、「バチバチ」と「ワクワク」が待っている。サイドアタッカーという役割をこなせる選手はほかに、久保建英(ヘタフェ=スペイン)、堂安律(アルミニア・ビーレフェルト=ドイツ)、三好康児(ロイヤル・アントワープ=ベルギー)や、いまをときめく三笘薫(川崎フロンターレ)など多士済々だ。

「受けていきたい刺激というか、ライバルでありチームメートでもあると思うので、チーム内の競争が高ければ高いほどいいチームになると思います。試合では共存してやっていって、練習ではバチバチしながら、アピール合戦になると思うので気持ちを入れてやっていきたいと思います」

 仲間という意味では、そうしたメンバーと才能を生かし合いながらさらに高いレベルでプレーする楽しみも待っている。

「僕も堂安選手や久保選手と一緒にプレーするのは初めてで、ワクワクしているんです。僕はスピードだったりそこからドリブルのところ、そして守備も含めて攻守両面で戦えるのが強みだと思っているので、存分に出していきたいと思っています」

 U-24代表では3バックと4バックの併用が予想されるが、それが相馬にとって有利な材料になるかもしれない。

「与えられたポジションをこなすところは変わらないと思うんですけど、3バックのウイングでも自分にとっていいイメージでやれる自信がありますし、4バックのサイドハーフだったらよりゴールに近いというか、いまやっている自分のチームのポジションと一緒なのでどちらも対応できるという頭でいます」

 そんな楽しみの前に、まずはJ1の次節、鹿島アントラーズ戦だ。開幕5連勝でクラブ新記録を塗り替えたばかりで、できるだけ伸ばしていきたい。こちらでも「バチバチ」が待っている。

「去年のアウェー戦(2-0で勝利)が分かりやすと思うんですけど、バチバチとした戦い合いというか、バトルと名づけてもいいような試合になると思います。サッカーをしながら球際で絶対に負けないのが大切だと思います」


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