上写真=ブラジル人ボランチのカウエが福岡入り。大宮、新潟でプレーし、新潟ではキャプテンも。写真は新潟時代(写真◎Getty Images)
「非常にうれしく重要な機会」
「日本へ戻ってこれるという、私にとって非常にうれしく重要な機会を得ることとなり、チームスタッフ、クラブ関係者、私のプレーに信頼を寄せてくれたアビスパ福岡に感謝したいと思います。 我々の目標のために、チームメイトとファンの皆さんとともに闘うために常にベストを尽くします!」
2月15日にアビスパ福岡への加入が発表されたのが、31歳のブラジル人ボランチ、カウエ。2017年に大宮アルディージャに加わってJ1で14試合にプレー、18年途中に新潟に移るとJ2で13試合に出場し、19年は副キャプテンからシーズン途中にキャプテンに就任したように責任感が強く模範的な性格で、献身的なプレーを見せて35試合で主力として活躍した。その年限りで新潟を去り、ポルトガルのベレネンセスに所属していたが、今回、開幕直前の福岡入りとなった。
186センチという長身だが、さらに体が大きく見えるのは、長い手足を生かした広いリーチを持つからだろう。激しいボールへのチャージは常に闘志満々、奪ったらそのままゴールに突き進む迫力は満点だ。新潟時代には最終ラインからの組み立てにも参加し、ミドルレンジからシュートを積極的に狙い、2列目を追い越してゴール前に突っ込むプレーも。セットプレーでは攻守どちらでも頼りになる存在だ。福岡のボランチはこれで、昨季活躍した前寛之と重廣卓也にカウエが加わって、長谷部茂利監督も誰を起用するのかうれしい悩みを抱えそうだ。
背番号は15に決まり、2月16日の練習から合流するという。
カウエ(カウエ・セシリオ・ダ・シルバ)
■ポジション:MF
■身長/体重:186cm/84kg
■生年月日:1989 年 5 月 24 日(31歳)
■出身地:ブラジル