上写真=長澤和輝が浦和から名古屋へ。献身的に走り回るプレーは必ず名古屋のチーム力を高めるはずだ(写真◎Getty Images)
「次会うときは浦和レッズを倒すために闘う」
AFCチャンピオンズリーグでグループステージ出場が決定した名古屋グランパス。セレッソ大阪からFW柿谷曜一朗、DF木本恭生を獲得したのに続き、浦和レッズからMF長澤和輝を完全移籍で加えて着々とチーム強化を進めている。
1991年12月16日生まれ、29歳の長澤和輝は日本代表経験もあるMF。2014-15シーズンにはドイツの1.FCケルンでもプレーしていて、帰国後にジェフユナイテッド市原・千葉を経て浦和で4シーズン、主力としてプレーしてきた。
新しいクラブのサポーターには、シンプルに「この歴史あるクラブに加入出来ることを嬉しく思います。精一杯グランパスのために戦います。 よろしくお願いします!」とあいさつ。
豊富な運動量で攻守に惜しまずピッチを走り回る姿は、味方の選手にもサポーターにも支持されてきた。それがもう一つの赤のチームのために、J1で、そしてアジアの舞台で生かされることになる。
浦和のサポーターに向けては、熱いメッセージを伝えている。
「なかなか試合に絡めなくてもアピールし続けた練習、ACLで優勝して浦和の街でサポーターのみなさんと喜びを分かち合った夜、苦楽を共に過ごしたチームメート、個性たっぷりの監督たち、裏方でレッズを支えるクラブスタッフとの円陣。このクラブの価値である熱いサポーターとの日々を振り返ると感謝と感動の二つの言葉が浮かびます。浦和レッズのため闘ってきました。次会うときは浦和レッズを倒すために闘うことになります。再会を楽しみにしています。ありがとうございました」
浦和のために死力を尽くして戦ってきたからこその言葉を残した。