上写真=ロシアへの移籍が決まったMF齊藤(写真◎Getty Images)
「どこへ行っても自分らしく」
1999年生まれで現在21歳の齊藤は神奈川県藤沢市の出身で、小学生の頃から湘南の下部組織に所属。高校2年時の2015年にトップチームに選手登録され、翌2016年にプロ契約を結んだ。
湘南がJ2に降格した2017年からレギュラーを獲得し、1年でのJ1復帰に貢献。今季もここまで31試合出場2得点を記録するなど、チームの大黒柱として活躍してきた。
年代別代表の常連でもあり、2019年にポーランドで開催されたU-20W杯にはキャプテンとして全4試合に出場。U-23日本代表への招集歴もあり、来年開催予定の東京五輪への出場を目指している。
クラブ公式サイトで発表されたコメントは次のとおり。なお12月16日に開催されるJ1リーグ第33節・大分トリニータ戦後のホーム最終戦セレモニー内において、本人からサポーターへ挨拶を行なうという。
「この度、ロシアのFCルビン・カザンへ移籍をすることになりました。これから先の自分の目標のために、この移籍はとても重要だと感じているので、ようやく海外移籍が実現したということを嬉しく思っています。ここからまた新たなスタートとなりますし、活躍できなければ意味がないので精一杯頑張っていきたいと思います。
僕自身のプレースタイルや性格などは、全て湘南ベルマーレで生まれたものなので、これからもその自分らしさを出すだけだと思っています。ロシアでも、世界のどこでも、日本代表に選ばれたとしても、僕が湘南産であることはずっと変わらないので、どこにいっても“湘南生まれの齊藤未月”ということに責任をもってプレーしたいと思います。ロシアに行くと、DAZNなどで試合中継もないのでプレーしている姿をなかなか見てもらえませんが、積極的にSNSなどを使ってしっかりやっていることを発信していけたらと思います。
そして、サポーターの皆さんには感謝の気持ちしかありません。僕ももともと湘南のサポーターでしたし、そこから湘南の選手になり、多くのサポーターの皆さんに応援してもらうようになりました。本当にいろいろなことを教わってきましたし、湘南ベルマーレというクラブに関わっているすべての人が第二の家族のような存在です。
ずっと気にかけてもらってきましたし、これからどんなことがあっても僕もいつも気にかけています。サポーターの皆さんのためにも自分のためにも、関わってくれているすべての方のために、感謝の気持ちを持ってプレーしたいと思います。どこへ行っても自分らしくプレーします。本当にありがとうございました」