6月10日の北中米ワールドカップアジア最終予選の最終戦で、日本はインドネシアに6-0で圧勝した。日本代表デビューを果たした選手も多いが、鈴木淳之介もその一人。緊張で寝付けなかったというが、落ち着き払った90分のプレーだった。

上写真=鈴木淳之介が見事なデビュー。フル出場でクリーンシートに貢献した(写真◎Getty Images)

■2025年6月10日 アジア最終予選10節(観衆33,661人/@吹田S)
日本 6-0 インドネシア
得点:(日)鎌田大地2、久保建英、森下龍矢、町野修斗、細谷真大

「なかなか寝付けなかった」

「平均点ぐらいはできた」というのが、鈴木淳之介のデビュー戦の感想。インドネシアがほとんど攻めに出てこれない状況で、本当の意味でのシビアな守備は試されなかったかもしれないが、フル出場でうれしい「キャップ1」を飾った。

 それでも「すごく緊張した」という。

「何日か前から準備はしていましたけど、いざ先発と言われると前日はなかなか寝付けなかったですし、そういうことも含めていい経験だと思います」

 そんなところは初々しいが、プレーそのものは落ち着き払っていた。持ち味である最終ラインからの持ち出しとパスは、随所に生きた。

「前の選手が流動的に動いてくれてパスのコースがたくさんありましたし、すごくやりやすかったので、そういうパスも出せました」

 あくまで周囲のサポートに感謝するが、ボランチからコンバートされて「センターバック歴1年」でここまでたどり着いたことに意味があるだろう。

「このレベルでサッカーをし続けると自分の成長もさらに早くなると思いますし、こういう舞台に選ばれるためにJリーグでもっと圧倒的な選手になって帰ってこられるように頑張りたいです」

 フル代表の一員として名を刻み、クリーンシートに貢献したことは自信と自覚につながった。湘南ベルマーレでのプレーぶりには、ますます注目が集まりそうだ。


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