12月6日、明治安田生命J1リーグ第31節の湘南ベルマーレ対ガンバ大阪がShonan BMWスタジアム平塚で開催され、G大阪が2-1で勝利。敵地で勝ち点3を得たG大阪は、名古屋グランパスを抜いて再び2位に浮上した。

上写真=パトリックが今季8ゴール目を記録し、G大阪が勝利した(写真◎Getty Images)

■2020年12月6日 J1リーグ第31節(@BMWス:観衆6,461人)
湘南 1-2 G大阪
得点:(湘)中川寛斗
   (G)福田湧矢、パトリック

・湘南メンバー◎後藤雅明、DF舘幸希、石原広教、大野和成(82分:古林将太)、MF岡本拓也、茨田陽生(29分:齊藤未月)、柴田壮介(70分:田中聡)、金子大毅、畑大雅、FW中川寛斗(46分:石原直樹)、松田天馬(70分:大橋祐紀)

・G大阪メンバー◎GK東口順昭、DF昌子源、藤春廣輝、三浦弦太、髙尾瑠、MF倉田秋(84分:川﨑修平)、福田湧矢(90+2分:塚元大)、矢島慎也(84分:奥野耕平)、山本悠樹、FWパトリック、渡邉千真

「2位をつかみにいきたい」(G大阪・三浦弦太)

 試合が動いたのは6分。G大阪が右サイドから崩しにかかり、パトリックの落としを受けた福田が右足を振り抜いて豪快にネットを揺らした。

 対する湘南もサイドを起点に攻撃の形をつくると、34分、左サイドを突破した畑がゴール前に折り返し、走り込んだ中川がシュート。これがG大阪の昌子の手に当たってハンドとなり、中川がPKを決めて同点に追い付いた。

 1-1で突入した後半は互いに攻め合い、一進一退の展開が続く中、追加点を奪ったのはG大阪だった。66分、ペナルティーエリア内でボールを受けた渡邉がスルーパスを通し、藤春がファーサイドへ柔らかいクロスを送ると、待ち構えていたパトリックが頭でゴールに叩き込んだ。

 終盤は湘南の猛攻を受けたが、GK東口のスーパーセーブもあり、G大阪が2-1のまま逃げ切りに成功。3試合ぶりの勝利を挙げたG大阪は、勝ち点で並んでいた名古屋を抜いて再び2位に浮上し、天皇杯出場権と来季ACL出場権の獲得に向けて一歩前進した。

 宇佐美貴史、井手口陽介、キム・ヨングォンと主力をケガで欠きながらチームを勝利に導いた宮本恒靖監督は「チーム全員で乗り切るしかない。全員の力で残り2試合を戦いたい」と語り、主将の三浦は「自分たちで2位を決められるチャンスがあるので、チーム全員でつかみにいきたい」とラスト2試合に向けて意気込みを語った。


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