サンフレッチェ広島MF森島司が、見事な直接FKを決めた。名古屋グランパス戦の79分、勝利に大きく近づく2点目。最初のFKを決められなかった反省を生かし、『二度目の正直』でネットを揺らした、

上写真=FKを直接決めて貴重な追加点を挙げた森島が会心の笑顔!(写真◎J.LEAGUE)

■2020年11月11日 J1リーグ第7節(@Eスタ:観衆2,508人)
広島 2-0 名古屋
得点:(広)レアンドロ・ペレイラ、森島司
    (名)なし

「自信を持って蹴った」

 11月11日の明治安田生命J1リーグ第7節で名古屋グランパスと対戦したサンフレッチェ広島は、16分のFWレアンドロ・ペレイラの先制点の後、なかなか追加点を奪えなかったが、79分にようやく突き放した。エリア外右寄りでFKを得ると、MF森島司が直接シュート。ボールは右ポストに当たって内側にはね返り、止めようとしていた名古屋GKランゲラックに当たってゴール内に転がった。
 
 試合後のオンライン会見で森島は「最後は壁であまり見えていませんが、良いコースに蹴ることができてよかったです」とコメント。「1本目を外していたので、決めることができればいいな、という気持ちで蹴った」とも語ったように、この日2回目のFKのチャンスで、前回の反省を生かしたキックでもあった。
 
 58分にエリア外正面で得たFKを直接狙ったものの、惜しくも左に外れていた。「1本目は足に厚く(※足の広い部分に)当たったので、ミスだった。2回目は、つま先の方で蹴るイメージで」と振り返ったキックは縦回転がかかり、壁を越えながら曲がって『二度目の正直』でゴール。「今日は(セットプレーで)良いボールを蹴ることができている感覚があったので、自信を持って蹴った」という一振りだった。

 今季リーグ戦5得点目に加え、前線でのチェイシングで守備のタスクもこなし、勝利に貢献。残り7試合、今季の得点数やアシスト数の目標については「明確に決めていませんが、両方とも少しでも増やしてシーズンを終えたい」と語り、さらなる上積みを誓っていた。

現地取材◎石倉利英 写真◎J.LEAGUE


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