10月31日に行なわれたJ1リーグ第25節で湘南ベルマーレは横浜FCに1-0で勝利。ケガから復帰後、2試合連続で途中出場している山田直輝はチーム状態に手応えを示し、シーズン終盤戦に向けて意気込みを語った。

上写真=横浜FC戦では守備面での貢献が光ったMF山田(写真◎J.LEAGUE)

■2020年10月31日 J1リーグ第25節(@BMWス:観衆5,328人)
湘南 1-0 横浜FC
得点:(湘)指宿洋史

「次につながるような試合を」

 前節のサガン鳥栖戦で約2カ月ぶりにケガから復帰した山田は、横浜FC戦でもメンバー入りを果たし、77分から途中出場。ピッチに入る際には「前期の試合で悔しい負け方(●2-4)をしていたので、みんなで『やり返そう』と話していた。僕が入ったときも引き分け狙いじゃなくて、きょうは完全に勝ちたいと思って入った」という。

 すると出場直後の79分に指宿洋史が決勝点をマーク。「得点に絡めたわけじゃないけど自分が出ている時間に点を取れて、それを守り切れたのは良かった」と笑顔で振り返り、「スタッフの方が分析してくれて、相手のやりたいサッカーをしっかり理解できていたので、自分たちが狙った形で勝ち点3を取れた」と総合力での勝利に胸を張った。

 今季は苦しい戦いが続く湘南だが、「ようやくチームのやり方をみんなが理解できてきて、同じ方向に進めていると監督も言っているし、僕もそれは感じている」と山田。ここ4試合は負けなしと調子は上向き傾向で、次節の横浜F・マリノス戦(11月11日)では今季初の連勝を狙っている。

 現在16位で例年なら残留争いの真っ只中。だが今季は新型コロナウイルスの影響で降格がない。特別なシーズンを無駄にしないためにも、山田は「残り9試合もしっかり自分たちらしく、次につながるような試合をしていきたい」と話し、「今年はなかなかチームに貢献できていないので終盤にしっかりチームのために戦いたい」と意気込んだ。

取材◎多賀祐輔


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