10月31日、明治安田生命J1リーグ第25節が各地で開催された。ShonanBMWスタジアム平塚では湘南ベルマーレ対横浜FCが行なわれ、湘南がFW指宿洋史のゴールで今季4勝目を飾った。

上写真=指宿が79分に決勝点。湘南が接戦をものにした(写真◎J.LEAGUE)

■2020年10月31日 J1リーグ第25節(@BMWス:観衆5,328人)
湘南 1-0 横浜FC
得点:(湘)指宿洋史

・湘南メンバー◎GK谷晃生、DF舘幸希、石原広教、田中聡(87分:古林将太)、MF岡本拓也、茨田陽生(70分:松田天馬)、金子大毅、齊藤未月(77分:山田直輝)、畑大雅、FW指宿洋史、タリク(87分:中川寛斗)

・横浜FCメンバー◎GK六反勇治、DF瀬古樹、伊野波雅彦、小林友希、志知孝明、MF中山克広(86分:皆川佑介)、安永玲央(86分:田代真一)、手塚康平、杉本竜士(78分:草野侑己)、FW一美和成(78分:瀬沼優司)、齋藤功佑(61分:斉藤光毅)

前回対戦のリベンジを達成

 タイムアップが近づき、日も暮れ始めた79分、ようやく試合の均衡が破られた。湘南のキャプテン岡本がふわりとしたパスを前線に送ると、抜け出した指宿が右斜め45度の位置から強烈なグラウンダーのシュートをゴールネットに突き刺した。

 指宿は前節の今季初得点に続いて2試合連続ゴール。「湘南にとって一番必要なのは勝ち。自分のゴールで勝てたことがうれしい」。前節の鳥栖戦は引き分けに終わったが、この日は自身のゴールが決勝点となった。

 横浜FCは前線の瀬沼、草野という2枚替えを行なった直後に失点。追いかける展開となり、終了間際に斉藤の突破から瀬沼がシュートを放つもポストに弾かれた。下平隆宏監督は「どっちに点が入ってもおかしくない展開だった。お互い下位に沈むチーム同士の対戦だったので、しっかり勝ち点3を取りたかった」と結果を悔やんだ。

 8月に行なわれた前回対戦は横浜FCが4-2で快勝しており、湘南にとって前半は今季ワーストとも言える内容だった。浮嶋敏監督は「前回の対戦で非常に悔しい負け方をした。神奈川の隣のチームなので、サポーターのためにも、地域の代表として頑張らないといけないゲームと位置づけて臨んだ」と振り返り、「最後の時間帯で耐えながら1点を取ることができるようになってきた」とチームの成長を実感していた。

取材◎多賀祐輔


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