上写真=2試合ぶりに先発した横浜FMの渡辺が決勝点をマーク(写真◎J.LEAGUE)
■2020年10月21日 J1リーグ第33節(@日産ス:観衆6,607人)
横浜FM 2-1 名古屋
得点:(横)エジガル・ジュニオ、渡辺皓太
(名)マテウス
・横浜FMメンバー◎GK朴一圭、DF松原健、伊藤槙人、畠中槙之輔、小池龍太、MF渡辺皓太(90+2分:大津祐樹)、和田拓也、天野純(90+2分:喜田拓也)、FW水沼宏太(71分:エリキ)、エジガル・ジュニオ(53分:オナイウ阿道)、松田詠太郎(71分:前田大然)
・名古屋メンバー◎GKランゲラック、DF宮原和也(60分:成瀬竣平)、中谷進之介、丸山祐市、太田宏介(87分:オ・ジェソク)、MF稲垣祥、阿部浩之(51分:山﨑凌吾)、米本拓司(87分:ジョアン・シミッチ)、FW前田直輝(51分:石田凌太郎)、金崎夢生、マテウス
先発8人を入れ替えた横浜FM
前半からホームの横浜FMが攻守で圧倒した。ポジションチェンジを繰り返しながら相手の穴を探し、チャンスと見るや一気にスピードアップして敵陣深くまで侵入。ボールを奪われても即座に回収し、波状攻撃を続けた。
前節から中3日で先発8人を入れ替えた横浜FMに対し、名古屋は中2日ながら両サイドバック以外は同じ顔触れ。運動量に差が出るのも当然か。
決定機を迎えながらシュートミスでネットを揺らせずにいた横浜FMだが、41分にエジガル・ジュニオが先制点。松原の正確なロングフィードが起点となり、最後は左サイドの松田からのクロスをゴール前でエジガル・ジュニオが押し込んだ。
「前半は今シーズンで一番悪い内容だった」と振り返った名古屋のマッシモ・フィッカデンティ監督。選手交代で前線の配置を変え、69分にマテウスがゴールを奪って同点に追いついたが、決定機はこの一本のみだった。
その後は再び横浜FMが押し返し、80分に渡辺が今季2ゴール目を奪って勝ち越しに成功する。「パスが来る前から打とうと決めていた。想像よりもうまくいった」と渡辺。小池からのグラウンダーのパスに走り込み、左足でループ気味のシュートを流し込んだ。
試合はそのまま終了し、横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督は「笛が吹かれた瞬間から試合をコントロールできた。チーム全体で良いパフォーマンスができたと思っている」と、会心の勝利に満足感を示した。