セレッソ大阪のルーキーMF西川潤が12日、練習後にオンライン取材に応じた。C大阪は13日に敵地で横浜F・マリノスと対戦。西川はジュニアユース時代に在籍した“古巣”との試合に向け、意気込みを語った。
上写真=横浜FM戦に向けたオンライン取材に応じたMF西川(写真◎CEREZO OSAKA)
我慢のときを過ごす18歳
ここまでリーグ戦で5試合出場1得点。高卒ルーキーとしては十分な数字に見えるが、昨年のU-17W杯で世界から注目された才能を考えれば、やや物足りなく映ってしまう。
出場した試合はすべて途中出場で、プレー時間は58分。エリート街道を歩んできた西川にとって、常時試合に出られないのは桐光学園高での1年時以来だという。だが今は我慢のときと捉え、「少ない出場時間の中でチャンスを作る、自分の良さを表現するのが大事だと思っています」。スタメン奪取に向けては「もっと得点やアシストという結果を出していきたい」と、静かに闘志を燃やしている。
13日のアウェー横浜FM戦は特別な一戦。中学時代は横浜FMジュニアユースに在籍し、日産スタジアムでの前座試合に出場したこともある。プロ入り後初対戦を前に「お世話になったクラブなので、しっかり自分の良さを出していきたい」と意気込みを語る。
育ち盛りの18歳は両膝に成長痛を抱え、「測っていないけど2センチくらい」身長が伸びたというが、試合出場は「大丈夫です」ときっぱり。地元神奈川での試合に胸を膨らませた。