上写真=次の横浜FM戦でもみんなでこんな笑顔を!(写真◎Getty Images)
「チャンスは作れています」
J1第12節で川崎フロンターレに1-0で勝って連勝を止めたあと、続く北海道コンサドーレ札幌に0-0、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝でFC東京に0-3で敗れ去り、リーグに戻って14節では鹿島アントラーズに1-3。3試合で勝利がなく、2試合連続3失点と、好調だった名古屋グランパスも少し停滞気味なのかもしれない。
得点も3試合でわずかに1だから、攻撃陣にも疲労が…と考えがちだが、それを真っ向から否定するのがマテウスだ。リーグ全試合で先発出場を続けていて、チャンスを量産するサイドアタッカーは、「チャンスは作れています」と冷静だ。
「自分の考えでは、攻撃はうまくいっていないとは一切思っていないんです。2試合で6失点を喫して連敗しているので攻撃がよくないように見えるかもしれないが、チャンスがあった中で決めきれていないんです。チャンスを作れていないわけではなくて、もちろん決めきらなければいけないけれど、攻撃がうまくいっていないとは思っていません」
それに、前節の鹿島戦もリズムは自分たちにあったと感じている。
「始まってから自分たちのペースで引っ張っていました。自分たちのスタイルを見せていて、(雷雨のため)中断して再開したあとも自分たちのリズムができていましたが、一つのミスでカウンターから失点してしまった」
チャンスすら作ることができない状況ならば攻撃力低下を嘆くしかないが、そんな危機的状況にはない、というのがマテウスの認識だ。
もちろん、すぐに次のゲームからゴールという形でそれを証明しなければならない。相手は横浜F・マリノス。昨季チャンピオンにして、マテウスの古巣である。
「強い相手だと思っています。前からのプレッシャーが強くて、高い位置で奪ってゴール狙ってくるチームです。その分、最終ラインが高くなりますから、スペースをしっかり使った戦術で勝ち点3を獲得していきたいと思います」
昨季は8月から2020年1月1日までの契約で名古屋から横浜FMに期限付き移籍。そこでレギュラーとして活躍してJリーグチャンピオンの一員となった。だから、ポステコグルー監督がどんな戦いを選手に伝えてきそうかはよく分かっているのだ。
「去年は試合にほとんど出て優勝できて大きな経験でした。マリノスで自分のポテンシャル見せて優勝できたことで、名古屋に戻ってくることができました」と選手としてステップアップをもたらしてくれたクラブ感謝しつつ、恩返しはやはり勝利だ。
「連戦で試合に出られる状況になっていることがリズムになっているし、コンディションはいいんです」
「いいリズムのときに先制することが大事です。攻撃の一員として、早めに先制して決めきることをやり続けた上で、失点されない状況を作りたいと思っています」
恩返し弾で勝つ。それがマテウスの理想の90分だ。