8月15日、各地で明治安田生命J1リーグ第10節が行なわれた。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCと湘南ベルマーレが対戦し、前半に4ゴールを奪った横浜FCがホーム初勝利。第3節・柏レイソル戦以来、今季2つ目の白星を飾った。

上写真=4ゴールを奪った横浜FCがホーム初勝利を飾った(写真◎J.LEAGUE)

■2020年8月15日 J1リーグ第10節(@ニッパツ:観衆2,938人)
横浜FC 4-2 湘南
得点:(横)松浦拓弥、松尾佑介2、一美和成
   (湘)石原直樹、岡本拓也

・横浜FCメンバー◎GK六反勇治、マギーニョ、伊野波雅彦(55分:小林友希)、カルフィン・ヨンアピン、袴田裕太郎、MF松浦拓弥(65分:レアンドロドミンゲス)、佐藤謙介、瀬古樹、松尾佑介(55分:杉本竜士)、FW一美和成(80分:手塚康平)、皆川佑介(65分:瀬沼優司)

・湘南メンバー◎GK谷晃生、岡本拓也、大岩一貴、大野和成、MF古林将太、茨田陽生(46分:タリク)、金子大毅、鈴木冬一(39分:馬渡和彰)、FW松田天馬(66分:山田直輝)、指宿洋史(39分:岩崎悠人)、石原直樹

開始20分のゴールショー

 横浜FCはここまで1勝2分け6敗、対する湘南は1勝1分け7敗。順位は17位と18位。横浜FCの下平隆宏監督が「裏天王山」と称した試合は、キックオフ直後にスコアが動く。

 開始3分、右サイドでパスを受けた一美が粘って折り返すと、ボールは松浦の足元へ。すぐさま左足を振り抜くと、シュートは相手DFに当たってコースが変わり、ニアサイドを抜けてゴールネットを揺らした。この試合のファーストシュートで、幸先良く横浜FCが先制点を奪った。

 15分には一美からのスルーパスを受けた松尾が左サイドを突破。最後は飛び出してきたGKもかわし、無人のゴールへ流し込んだ。17分に一美が冷静にPKを沈めると、さらに20分には松尾が自身2点目をマーク。あっという間に4ゴールを奪い、勝利を大きく手繰り寄せた。

 一方、開始20分で4点のビハインドを背負った湘南は、前半のうちから2人を交代。さらに後半開始からFWタリクを中盤で起用してきた反撃に出た。すると60分に横浜FCのミスから1点を返し、76分にセットプレーから2点目。たが、その後は追加点を奪えず、4-2で試合終了。前半のリードを守った横浜FCが勝ち点3を手にした。

 試合後、湘南の浮嶋敏は「戦術やシステムの問題ではない。前半は寝ていた」と厳しい顔。湘南はこれで4連敗と、悪い流れを断ち切れないでいる。一方、横浜FCの下平監督は「ホーム初勝利を取れて非常にうれしく思う」と笑顔。「後半は受け身に回ってしまい、2点差になったのは残念」と反省しつつも「きょうは勝ち点がマストのゲームだったので、素直に喜びたい」と語った。

現地取材◎多賀祐輔 写真◎J.LEAGUE


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