セレッソ大阪のGKキム・ジンヒョンが31日、ビデオ会議アプリを使って報道陣の取材に応じた。オンラインでの対応に「緊張しますね」と笑いながら、流ちょうな日本語で明日の湘南ベルマーレ戦に向けて意気込みなどを語った。
上写真=今季もC大阪のゴールマウスを守るキム・ジンヒョン(写真◎CEREZO OSAKA)
「次の試合は勝ちたい」
昨季はJ1最少失点を記録し、今季の失点数も名古屋グランパスに次いでリーグ2位。C大阪のゴールマウスを守るキム・ジンヒョンは「ちょっと要らない失点もありますけど、去年と同じようにみんなで堅く守れている」と手応えを語りつつ、「もっと減らしたいですし、勝つためにはゼロで抑えないといけない」と気を引き締める。
今季は攻撃の起点としても存在感を増している。元々キック精度には定評があったが、ロティーナ体制2年目の今季は「みんなどこにいるか分かっている。見なくても出せるくらい」。最後方から的確なパスを供給し、ボール支配率アップにも一役買っている。
在籍12年目の不動の守護神は、リーグ戦では2017年4月1日の横浜F・マリノス戦からフル出場を続ける。今季はリーグ中断の影響で過密日程となっているが、それを乗り切る上で特に気を使っているのは食事面。試合直後はタンパク質と炭水化物を取って体力回復に努め、翌日からは野菜や魚中心の食生活を送っているという。夏場はどうしても食欲が落ちるが「入らなくても、入れる気持ちで食べている」と笑いながら、コンディション維持の秘訣を明かした。
明日の湘南ベルマーレ戦も8試合連続での先発出場が有力となっている。ここ2試合はドローが続いており、「次の試合は勝ちたい」と気合十分。「今年は優勝したいので、湘南戦もみんなで一丸となって全力で戦いたい」と意気込んだ。