第103回全国高校サッカー選手権大会の1回戦が12月29日に行なわれ、矢板中央（栃木）と岡山学芸館（岡山）が対戦した。スコアレスで折り返した後半、矢板中央がどちらもドリブル突破で敵陣を破ってからのゴールで2得点。岡山学芸館も後半アディショナルタイムに1点を返したものの、逃げ切った矢板中央が初戦を突破した。
上写真＝後半に2得点を奪った矢板中央（赤黒）が2年前の覇者・岡山学芸館を下した（写真◎福地和男）
■2024年12月29日 全国高校サッカー選手権1回戦（@千葉・フクアリ）
矢板中央 2-1 岡山学芸館
得点者：（矢）平野巧、堀内凰希
（岡）香西健心
後半の2得点で初戦を突破
立ち上がりからお互いにスピーディーな攻撃でゴールを目指すが、決定機を作るには至らない。前半は両チーム無得点で終えたが、後半に攻撃の勢いが出てきた矢板中央は57分（40分ハーフ）、平野巧がドリブル突破で敵陣中央を破り、右足で蹴り込んで均衡を破った。
矢板中央は78分にも、永井健慎が右サイドからのドリブルで相手3人をかわしてエリア内に侵入し、最後はこぼれ球を堀内凰希が蹴り込んで追加点。岡山学芸館も後半アディショナルタイムの90＋4分、香西健心がエリア外左サイドからのFKを直接決めて追いすがったが、1失点で食い止めた矢板中央が逃げ切った。
