第102回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が1月2日に行なわれ、岡山学芸館(岡山)と名古屋(愛知)が県立柏の葉公園総合競技場で対戦した。後半に先制した名古屋に対し、岡山学芸館も後半終了間際に追いついてPK戦へ。ここで名古屋は決められると敗退のピンチを迎えたが、GK小林航大が止めて息を吹き返すと、さらに7人目も止める大活躍。岡山学芸館の連覇を阻み、初出場でベスト8進出を果たした。

上写真=前回王者の岡山学芸館をPK戦で退けた名古屋。選手たちは喜びを爆発させた(写真◎福地和男)

■2024年1月2日 全国高校サッカー選手権 3回戦(@千葉・県立柏の葉公園総合競技場)
岡山学芸館 1-1(PK5-6)名古屋
 得点者:(岡)太田修次郎
     (名)田中響貴

敗退の危機を救った守護神

 立ち上がりから一進一退の攻防が続き、なかなかスコアが動かなかったが、後半に入って57分、名古屋はDF月岡陸斗のロングスローをMF田中響貴が右足で合わせて均衡を破る。だが岡山学芸館は後半終了間際の80分、FKをMF田口裕真がヘッドで折り返し、FW太田修次郎が右足ボレーで決め、土壇場で追いついた。PK戦では後攻の名古屋の4人目・田中が左ポストに当てて失敗、次の5人目が決められると敗退の危機を迎えたが、名古屋GK小林航大が見事にストップ。1回戦のPK戦でも2本を止めている小林は、この日も7人目を止めて2本をセーブし、名古屋が前回王者の岡山学芸館を退けて準々決勝進出を果たした。


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