日本サッカー協会は18日、2020年度の第7回理事会を開き、第100回大会となる天皇杯の大会方式変更を承認した。8回戦制ノックアウト方式で、参加チームは52。JクラブはJ1上位2チームが準決勝、J2とJ3の上位1チームが準々決勝から参加する。

上写真=第99回大会を制したのは神戸。記念すべき100回大会で王者となるのは…(写真◎Getty Images)

準々決勝は12月23日、準決勝は12月27日

 新型コロナウイルスの影響により、Jリーグは大きくに日程が変更された。2月に中断し、再開(開幕)されるのはJ2とJ3が6月27日、J1は7月4日。リーグ戦は12月19、20日まで続く。

 第100回大会となる天皇杯は、そうした状況を鑑みて、大会方式を変更することとなった。すでに4月23日の時点で方式変更を発表していたが、Jリーグの日程が正式に決まり、あらためて調整。そこには、関係者の安全を最優先し、Jリーグのレギュラーシーズンをできる限り消化できるように、サッカー界全体でサポートしていくという前提がある。

 大会方式は8回戦制のノックアウト方式で、参加チームは52。JクラブはJクラブは、J1のリーグ戦上位2チームが準決勝、J2とJ3の上位1チームがそれぞれ準々決勝から参加する(そのほかのJ1、J2、J3のチームは出場せず)。また、アマチュアシード(Honda FC)は2回戦より出場となる。また、都道府県代表は所属する第1種加盟チームのうち、JFL、社会人連盟、大学連盟等を対象とする。

 大会スケジュールと参加チームの内訳は次の通り。

1回戦:9月16日(水) ※都道府県代表32チーム出場
2回戦:9月23日(水) ※アマチュアシード1チーム、都道府県代表15チーム出場
3回戦:10月28日(水)
4回戦:12月12日(土)&13日(日)
5回戦:12月20日(日)
準々決勝:12月23日(水)※J2・J3各1チームが出場
準決勝:12月27日(日) ※J1の2チームが出場
決勝:1月1日(金・祝)

 なお、新型コロナウイルスの影響もあって出場登録チームが減少し、大会方式の変更によって本選の参加チーム数が減少したことを考慮して、入賞上位チームに対する強化費も変更されることになった。優勝チームの強化費は1億5000万円から1億円に、準優勝チームは5000万円から3000万円に、3位の2チームの強化費2000万円は1000万円に、それぞれ変更される。


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